2017年10月23日(月)

ナブテスコ

2017年6月20日

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 日本で初めて国産の建築用自動ドアが誕生してからちょうど60年。今や空気のように当然の存在として人々の暮らしに溶け込んでいる。だが、その裏には「優しさ」を求めて挑み続けた進化の歴史があった。そして現在もなお、未来に向かって自動ドアの変革は続いている。

技術で拓き、販売で拡げた 自動ドアの60年史

 日本は世界で最も自動ドアが多い国だそうである。ふと辺りを見渡せば、ビルや交通機関の至る所に当たり前のように自動ドアがあり、年中無休で絶え間なく働く。その数、全国で200万台以上。これだけ普及してもなお、新設や更新で毎年約15万台がコンスタントに生産されている。

 それらの半数を優に超える自動ドアの開閉部には、だれにも見覚えのある青い縁どりのステッカーが貼られている。「自動」の文字と「NABCO」のロゴマーク。60年前、日本で初めて自動ドアを開発した日本エヤーブレーキ株式会社(Nippon Air Brake Co)の略称だ。社名はその後、ナブテスコ株式会社へ変わったが、自動ドアトップブランドとしてのNABCO(ナブコ)は連綿と生きている。

 その当時、銀行や病院など大きな建物の玄関扉は重厚で、女性や年配者には負担があった。ならば自動化して、だれにも優しいドアに変えてみせる。1956年、国産第1号機でその決意を果たしたNABCOの快進撃が始まった。5年後、英米流の開き戸に替えて、日本の襖や障子をヒントに引き戸式を開発。次いで空気圧式から電動油圧式へと駆動方法を一新すると、80年代には電気化・マイコン制御に成功。装置の小型軽量・高寿命化に加え、施工性やデザイン性、さらに安全・快適性も格段に前進させた。

 他方、販売・サービスにおける革新が、技術の進展を後押しする。57年の発売開始当初より、NABCOは早くも全国展開を視野に入れ、日本列島を3つのエリアに分ける販売会社体制で自動ドアの普及拡大に努めてきた。転機が訪れたのは77年。今でも続く夏の全国販売推進運動ですべての販社・代理店が競い合う仕組みを取り入れると、販売台数は一挙に加速する。同時に、故障を未然に防ぐ「保守点検」の概念をいち早く導入し、自動ドアの寿命を引き延ばした。今では北海道から沖縄まで100以上の販売・サービス拠点を置き、24時間365日対応で顧客の要望に向き合う姿勢を整えている。

「製販一体」を支えるNABCOと販売会社の強固な絆。(右から)犬飼伸幸 ナブコドア(株)社長、山村 望 ナブコシステム(株)社長、上仲宏二 ナブテスコ(株)住環境カンパニー社長、今浪健治 オリエント産業(株)社長

オンリーワンの先にある だれにでも優しい未来ドア

 「NABCOが歩んだ自動ドアの60年は、技術と販売・サービスを両輪とする原動力で、オンリーワンの価値を追い求めた挑戦の歴史です」

「新しいことに挑む気風がNABCOのDNA」と語る上仲氏。自身も入社5年目でマイコン制御の自動ドア開発プロジェクトに参加、数々の失敗を乗り越えながら実用化に道を拓いた。

 自動ドア製造販売の陣頭指揮に立つ上仲宏二氏(ナブテスコ住環境カンパニー社長)はそう語る。その言葉が表すように、国内最多のシェアに、最大規模のサポートエリア、常に最先端を切り拓く技術力など、NABCOにはいくつものNo.1がある。

 「業界を牽引する立場にあるからこそ、常に革新の精神で製品を生み出し、どこよりも最良のサービスを提供したい。当社と販売会社で働く約1500人の全員がそう思っています」

 そうした意識をより強く体現するために5年前、これまでの軌跡を振り返り、これからの進むべき道筋を示す指針を発表した。NABCOの価値を表す6つの強みを明文化した「Value Diamond」がそれだ。その策定の過程で改めて見えたのは、だれにでも優しく心づかいの行き届いたドアのカタチを考えるという、NABCO誕生以来の使命だったと上仲氏は言う。

写真を拡大 NABCOの6つの大きな力「Value Diamond」

 安全を守る防災ドア、感染・汚染を防ぐ気密ドア、快適な空間をつくる防音ドア、隙間風を抑えるロスカドア、そしてセンサーが人の動きを読み、通りたい人にだけ開くインテリジェントドア……。80年代から開発が進み、今なお進化を続ける機能性自動ドアの数々が、NABCOがつくる「だれでもドア」へとつながっていく。

 「ゆりかごから墓場までと言いますが、自動ドアは産婦人科から斎場まで、あらゆる場面で人の一生に寄り添う存在であると確信しています」(上仲氏)

ナブコ自動ドアの60年

1956

 

日本初の国産自動ドア1号機を製造。(右)日本エヤーブレーキ本社西玄関に設置。(左)第一銀行(現みずほ銀行)エントランスにもお目見え。

 

1968

 

自動ドアのステッカー使用開始。現在もNABCOの自動ドアに付いているこのマークは品質の証し。

 

1970

 

日本航空B747ジャンボジェット機の格納庫ドアに採用。大阪万博にも多くの自動ドアを納入。

 

 

 

1989

 

気密・遮音自動ドア「NAT」発売。80年代には機能性自動ドアが次々と誕生した。

 

 

 

2009

 

多機能トイレ用自動ドアスイッチ発売、グッドデザイン賞に。21世紀を迎え、エコやバリアフリーなど社会ニーズを満たす商品が続々と。

 

 

 

 
 

2012

 

羽田空港国内線旅客ターミナルに70台、東京スカイツリーに82台の自動ドア納入。

 

 

 

2017

 

販売開始から60年を迎えたナブコ自動ドア。今も変わらず国内シェアNo.1を保持。