BBC News

2017年5月31日

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北朝鮮による核・ミサイル開発の懸念が高まるなか、米国防総省ミサイル防衛局(MDA)は30日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の撃墜実験に初めて成功したと発表した。

MDAによると、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射した地上発射型迎撃ミサイルが、西太平洋のマーシャル諸島クワジェリン環礁から発射されたICBMの模擬弾を撃ち落とした。

MDA局長のジェイムズ・シリング中将は実験成功を「極めて重要な一里塚」と評価した。

「この迎撃システムは、本土防衛に不可欠なほど重要なものだ。現実的な脅威に対する有効な抑止力を保有していることが、実験によって明示された」とシリング局長は表明した。

地上発射型ミサイル迎撃システム(GMD)がICBM模擬弾を実際に撃ち落とす実験は、今回が初めて。国防総省はかねてから予定されていた実験だと説明するが、北朝鮮が今年に入って9回目のミサイル発射実験を行った直後のもの。

北朝鮮は米国本土を射程圏に収めるICBMと、ICBMに搭載可能な核弾頭の開発を精力的に進めているとみられている。

北朝鮮は29日早朝、東部の江原道元山付近から東へ短距離弾道ミサイルを発射した。ミサイルはスカッド改良型のもようで、約6分間にわたり約450キロ飛行し、日本海に着弾した。

日韓両政府がこれに抗議すると共に、ドナルド・トランプ米大統領は29日、「北朝鮮はまたしても弾道ミサイルを打ち上げて、隣国・中国にひどく失礼な真似をした……でも中国はがんばってるんだ!」とツイートした

(英語記事 US tests missile defence system as North Korea concerns mount

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40102464

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