BBC News

2017年6月12日

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オーストラリアのシドニー空港で11日、離陸後間もない中国東方航空の旅客機エアバスA330型機のエンジンに穴があき、空港に引き返す一幕があった。

中国東方航空のMU736便は、シドニー空港から中国・上海に向けて出発したが、離陸約1時間後にエンジンに不具合が発生し、パイロットが再着陸の許可を求めた。飛行機は無事再着陸し、けが人は出ていないもようだ。

飛行機が引き返したことでシドニーで一晩滞在した乗客らはメディアの取材に対し、飛行機の中で何かが焦げるにおいがしたと話した。

ソーシャルメディアに投稿された写真からは、エンジンを格納した部分に大きな穴があいているのが分かる。

数人の乗客は、離陸後間もなく左のエンジンから大きな音がしたと語った。

地元テレビ局、セブン・ニュースの取材を受けた乗客は、「突然音がして(中略)焦げるようなにおいがした」と話した。「とても怖かった。(一緒に乗っていた)私たちの団体はとても脅えていた」。

女性乗客の一人はロイター通信に対し、「客室乗務員がやってきてシートベルトを締めるよう言い、私たちを落ち着かせようとしたけれど、何が起きているのか全く分からない私たちはとてもパニックしていた」と語った。

乗客らによると、乗務員は不具合のあったエンジンの近くに座っていた乗客たちを移動させたという。

中国東方航空は報道各社への文書で、乗員らが「左側のエンジンに異常事態が確認されたのでシドニー空港にすぐに戻ることを決めた」と述べた。

航空安全当局は調査を開始した。

原因の特定はこれから

コンサルティング会社フライト・グローバルの航空専門家、グレッグ・ワルドロン氏はBBCに対し、「現時点では、これだけの損傷の原因が何であったのか特定するのは難しい」と語った。

ワルドロン氏は、調査官らは考えられる要因すべてを調べ、飛行機とエンジンの整備記録を確認するだろうと指摘し、「外的な物体による影響がない科慎重に調べるだろう」と述べた。

航空業界サイトのアビエーション・ヘラルドや「Aero.de」は先月、ソーシャルメディアに投稿された写真で、今回と同様、エンジン格納部分に穴のあいた別の飛行機の写真を掲載した。

ワルドロン氏は、今回の件がほかの事例と関連しているのか判断するのは「時期尚早」だとしながらも、調査官らはその可能性も含めて検討するだろうと語った。

(英語記事 China Eastern plane lands at Sydney with hole in engine

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40244013

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