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2012年1月号

2011年1220日発売

定価411円(税込)

特集

膨張中国 目を覚ませ日本

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チャイニーズ・マハニズム
アメリカの対中戦略が激変した。2011年11月。オーストラリアで打ち出された「オバマ・ドクトリン」。その背景にあるのは、中国の存在である。アメリカだけではない。昨今、世界の国々が中国の「異質性」に気づき始めている。日本はいま、「強大化してゆく中国」にどう向き合うべきかが問われているのだ。「中国はマハンの戦略をなぞっているように見える。まさに、チャイニーズ・マハニズムとも言うべき国家戦略を進めているのではないか」と金田秀昭・岡崎研究所理事は言う。今から120年前の帝国主義の時代に、アメリカのマハン海軍少将は、「シーパワー論」を著し、「生産通商」「海運」「植民地(海外拠点)」と、それを支える海軍力を加えた総合的な「シーパワー」が、国勢伸長の核心であると看破した。「今まさに、中国は、このマハンの路線を歩んでいると見るべき」(同)ではないか。狭い海を隔てて押し寄せる中国の脅威─。このままでは、東京に五星紅旗が立つ日が来るかもしれない。打開策は日米同盟という選択肢以外、あり得ない。そのうえで、「国家観」が喪失した状況から脱却し、明治時代のように、「経済」と「安保」を一体にした国家戦略が必要になる。そう考えれば、とかく経済だけの視点で語られがちな環太平洋経済連携協定(TPP)は、安全保障の観点からも語られなければならない。また、「権利を保有しているが行使できない」との国際常識から乖離した集団的自衛権の憲法解釈も即刻見直すべきだ。間もなく迎える2012年。それらを実現すれば、「日本が変わる突破口になる」(志方俊之・帝京大学教授)はずだ。

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