BBC News

2019年11月12日

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イギリスの公共放送BBCは11日、朝の情報番組で誤ったボリス・ジョンソン首相の映像を放映したとして謝罪した。

BBCの発表によると、この日の情報番組「BBC Breakfast」で、9日に行われた第1次世界大戦の終戦記念式典について伝えた際、誤って2016年の式典の映像を使用してしまったという。イギリスでは、第1次世界大戦の休戦協定が締結された1918年11月11日を記念して、この時期に戦没者追悼式典を行う。

「BBC Breakfast」が放送した映像には、今より若い外相時代のジョンソン氏のほか、テリーザ・メイ首相(当時)、デイヴィッド・キャメロン前首相(同)をはじめ歴代首相、野党・自由民主党のティム・ファロン党首(同)らが映っていた。

「BBC Breakfast」はツイッターアカウントで、「今朝の番組で、9日に撮影されたものではない終戦記念式典の映像を放映してしまいました。制作上のミスで、この間違いについてお詫びします」と謝罪した。

https://twitter.com/BBCBreakfast/status/1193840620701437957


2016年の式典では外相だったジョンソン氏は緑色の花輪を手にしていたが、今年の式典では首相として戦没者追悼を意味する赤いけしの花輪を手にしていた。

ソーシャルメディアではこの件を受け、BBCの公平性について疑問の声があがっている。

あるツイッター利用者は、「だとするならば、なぜ制作チームは9日に発表されたものではなく、過去のアーカイブから映像を探していたのかという疑問が生じる。ミスの悪影響を軽減しようとしていたのか? BBCを見損なった。いつも支持し、愛してきたけど、とても失望した」と投稿した。

別のツイッターユーザーはBBCに対し、「12日の番組で実際の映像を見せて謝罪するつもりはあるのか」と、番組内での謝罪を要求している。

https://twitter.com/CrispianWheldon/status/1193846452361027586


これに対し「BBC Breakfast」のリチャード・フレディアーニ編集長は、「2016年の終戦記念日の映像は、式典の事前紹介のため10日午前4時3分にアーカイヴから取り出されたもので、それを11日に間違って使ってしまった。2016年と2019年の今朝の映像を、つなぎ合わせたのだという指摘はまったく間違っている」と説明した。

https://twitter.com/BBCFrediani/status/1193866422016983040


また、元BBCアナウンサーのシーラ・フォガーティー氏も番組の擁護に回り、「あなたのツイートから、この人は朝のテレビ番組を作ったことがあるのか疑問が生じる」とツイート。映像を間違ったことに悪意はなく、せわしないニュース番組制作の現場では起こり得る間違いだと指摘した。

https://twitter.com/ShelaghFogarty/status/1193843967168843777


終戦記念式典をめぐっては、一部のオンラインニュースサイトが、ジョンソン氏が戦没者記念碑に手向ける花輪の向きを間違えていたと指摘している。

また、最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首についても、お辞儀の深さが足りないという批判が出ている。

(英語記事 BBC apologises for wrong Remembrance Sunday clip

提供元:https://www.bbc.com/japanese/50384435

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