BBC News

2019年11月22日

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香港で5カ月以上続く反政府デモで、12歳の男児が器物損壊の罪で有罪判決を受けたと、地元メディアが報じた。一連のデモで有罪とされた中で最年少とみられる。

男児は先月、デモの後に学校へ向かっていた際に逮捕された。男児は警察署や地下鉄の駅にスローガンをスプレーで書いたと認めた。来月、量刑が言い渡される。

男児の弁護人ジャクリーン・ラム氏は法廷で、逮捕後に一晩警察署で勾留されたことが男児にとって「重要な教訓」になったとした上で、「男児にチャンスを与えてほしい。まだたったの12歳なのだから」と述べた。

一連のデモでは、これまでに5000人以上が逮捕されている。12歳から15歳までの子供も多いが、その年代の子供に有罪判決が言い渡されたのは今回が初めて。

スプレーでスローガン書く

検察によると先月3日、男児が「ひどい不正警察官(damn rogue cops)」、「神は消滅した、香港を解放せよ」などと、旺角(モンコック)警察署や太子駅の壁に書いているのを、私服警察官が発見した。

警察官はその後、男児の自宅まで後をつけ、自宅外で一晩待ったと、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは報じている。

翌朝7時ごろ、登校するため自宅を出てきた男児をつかまえ、家宅捜索を行った。自宅からは黒色の塗料が見つかったという。

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大学が戦場と化す

デモ隊が立てこもった香港理工大学(PolyU)は、警察とデモ隊による激しい戦場と化した。警察は大学構内や周辺で催涙ガスやゴム弾を発射。一方のデモ隊は火炎瓶やれんがを投げ、火のついた矢を放つなど応戦した。

デモ隊数百人が食糧不足や寒さに襲われて大学を後にする中、これまでに大学構内や周辺で1000人以上が逮捕されている。警察によると、数百人のデモ隊は未成年だったという。

事態は収束しつつあるものの、構内には今も数十人のデモ隊が留まっている。

デモの背景

犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改定案に端を発した反政府デモは、6月から続いている。この改定案が通った場合、中国政府による香港統治が迫り、香港の自治性が維持されなくなるのではないかとの不安が若者を中心に広まったためだ。

150年以上にわたりイギリスの植民地だった香港は、1997年に「一国二制度」の下に中国に返還された。香港特別行政区となり、独自の法制度や国境を持つほか、表現の自由などの権利も保障されている。

改定案は10月に正式に撤回された。しかし、デモ隊はその後も、完全な民主主義や、デモ参加者に対する警察暴力に対する独立調査、拘束中の活動家全員の釈放などを求めて抗議を続けている。

(英語記事 Boy, 12, is youngest convict in Hong Kong protests

提供元:https://www.bbc.com/japanese/50512617

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