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2019年12月26日

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ローマ教皇フランシスコ1世は25日、キリスト教カトリックの総本山ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂のバルコニーでクリスマスメッセージを読み上げ、難民に対する無関心が世界から無くなるよう祈りを捧げた。

ローマ教皇はメッセージの中で、よりよい生活を求めて困難な状況から逃れてきた人々が、「無関心の壁」に直面していると指摘。

事態改善のためには、人々がもっと思いやりを持たなければならないと述べた。

また、シリアやレバノン、イラク、ヴェネズエラ、ウクライナなど具体的な国名を挙げつつ、紛争や自然災害、病に見舞われた人々のために祈りを捧げた。

「主よ、我々のかたくなで自己中心的な心を和らげ、愛の道具としてください。世界中のすべての子供たちに、見捨てられた人々に、暴力を受けた人々に笑顔を与えてくださいますように」

澄んだ青空の下、ローマ教皇は数千人の群集を前に、キリスト教徒が殺害されたアフリカの一部地域について言及。

「自分の宗教的信仰を理由に迫害されている人々や、特に拉致された宣教師や信徒たち、とりわけブルキナファソやマリ、ニジェールやナイジェリアの過激派による攻撃の犠牲者に慰め」があるよう祈った。

ブルキナファソでは24日、武装集団による襲撃で女性31人を含む民間人35人が死亡する事件が起きた。

同国では過去数年間で数百人が殺害された。そのほとんどが、ジハーディスト(イスラム聖戦主義者)グループによる攻撃の犠牲者だという。

共同メッセージ

ローマ教皇はこの日、クリスマスメッセージに先立ち、イギリス国教会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教とスコットランド教会のジョン・チャーマーズ元総会議長と共に、南スーダンの和平を求める異例の共同メッセージを発表した。

このメッセージの中で3人は、「和解と友愛への道筋のための新たな努力」を求めた。

南スーダンは、スーダンからの独立を宣言した2011年以降、紛争に見舞われている。

(英語記事 Pope urges softening of 'self-centred hearts'

提供元:https://www.bbc.com/japanese/50914537

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