Wedge REPORT

2012年6月6日

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自らの強みを知り上手くアピールする

 航空機部品の量産を受注したころ、再びメールで依頼が届いた。今度は人工衛星のボディの製作依頼だった。接触してきたのは、重さ100キロ以下の人工衛星開発をするベンチャー企業アクセルスペース(東京都千代田区)。9月に北極海観測衛星「WNISAT-1」を打ち上げる予定だ。打ち上げ後は、ウェザーニューズ(東京都港区)が、地球温暖化で航路として注目の集まる北極海の海氷をモニタリングして、海運会社に情報を提供する。

 アクセルスペースの宮下直己氏も「ウェブサイトを見て由紀精密にアプローチした」と話す。大坪氏は、自社HPとは別に、「切削加工・net」という切削加工の技術的な説明をするページを作成した。内容は切削加工技術が主で、会社については、ページの隅にお問い合わせ先として出ているだけだ。切削加工を検索する人が最初に知りたいのは、「会社の名前ではなく、どんな切削加工ができるのかということ」というのが大坪氏の考えだ。

 大坪氏は「最初は、マイナスからスタートと思っていましたが、60年間会社が生き残ってきたことの価値を実感している」という。

◆WEDGE2012年6月号より

 

 

 

 

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