BBC News

2020年7月28日

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フランス政府は27日、カフェやバーの暖房付きテラスの禁止などを盛り込んだ、新たな環境対策を発表した。

バルバラ・ポンピリ仏エコロジー移行相は、屋外の暖房あるいは空調設備は「環境保護から逸脱」していると述べた。

レストラン業界は新型コロナウイルスによる感染症COVID-19で大打撃を受けていることから、禁止措置が導入されるのは今冬より後になると、ポンピリ氏は付け加えた。

一般に開放されている、暖房や空調のある建物は全て、エネルギーを無駄にしないように扉を閉めておかなければならなくなる。

ポンピリ氏は記者団に対し、客がドアを開けずに済むように店舗のドアを開けっぱなしにして、夏に「屋外を冷やす」のは間違っていると述べた。

「それに、コーヒーを飲む客が暖かく過ごせるよう、冬にテラスを暖めるべきでもない」

業界団体によると、パリ地域のレストランやカフェの75%以上に暖房付きテラスが設置されている。

フランス国内のいくつかの都市ではすでに、こうした暖房設備は禁止されている。しかしパリのアンヌ・イダルゴ市長は経営への打撃が大きすぎるとして拒否していた。

市民会議

ポンピリ氏は今冬の後に禁止措置を実施する方法について、当局が店のオーナーたちと話し合う方針だとした。

ジャン・カステックス首相からエコロジー移行相に任命されたポンピリ氏は、新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)からの景気回復を支援することを目的とした、1億ユーロ(約123億7500万円)規模の景気刺激策の一貫として、気候関連に2000万ユーロ(約24億7500万円)を投資すると約束している。

ポンピリ氏が発表した措置は、エマニュエル・マクロン仏大統領が昨年立ち上げ、市民の中から無作為に選ばれた150人のメンバーで構成される気候市民会議が提案したもの。自然公園2つと国立自然保護区1つの設置も含まれる。

建物の所有者は建物の断熱性を高めるよう推奨され、石炭あるいは石油暖房機器を新たに設置することが禁止される。一方で農村地域の開発には制限が課される。

(英語記事 France announces ban on outside heaters

提供元:https://www.bbc.com/japanese/53562930

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