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2020年10月9日

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米ホワイトハウスは8日、ドナルド・トランプ大統領が週末から公の場に出ても大丈夫だという主治医の診断を公表した。新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の治療をすでに終え、病状が進行している様子もないという。

ホワイトハウスは、今月1日の陽性判定から10日間が経過した10日には「大統領は安全に公の場の行事に出席できるようになる」というショーン・コンリー主治医の診断を発表した。

コンリー医師は、大統領が投薬治療に「きわめて良好」に反応し、容体は「引き続き安定している」と判断を示した。「病状の進行をうかがわせる」兆候もないという。

「土曜日(10日)は、木曜(1日)の陽性判定から10日になる。医師団が続けている高度な診断の方向性をもとに、その時には必ず、大統領が公の場での行事に安全に復帰できるはずだと予測している」と、ホワイトハウスの発表で医師は述べている。

ホワイトハウスのこの発表を受けてトランプ陣営は、15日に予定されている対面形式の討論会を開くよう要求した。これに先駆けて、米大統領候補討論会委員会(CPD)は8日、トランプ氏の感染を受けて、15日の討論会をバーチャルで開催すると発表している。

CPDの決定を受けてトランプ氏はバーチャル討論会には「意味がない」と強く拒否し、陣営は様々な条件を提示。討論会の開催については情勢が不透明となっている。

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コンリー医師は以前は、トランプ氏の容体が12日まで落ち着いた状態で続けば、「みんなしてついに、ホッと一息つくことができる」と話していた。

トランプ氏自身は8日夜にフォックス・ニュースとの電話インタビューで、気分が「すごくいい」と話し、10日夜にもフロリダ州内で選挙集会を開きたいと述べた。

トランプ氏はフォックス・ビジネス・チャンネルに対し、「自分は完璧な肉体の持ち主」のため無事だったと述べた。「治療薬」の投与は終わり、近くまたウイルス検査を受ける予定だと話した。

一方で、医師団はすでに症状は出なくなっていると発表しているものの、ホワイトハウスはトランプ氏が感染前に最後にウイルス検査陰性だったのはいつか明らかにしていない。このため、トランプ氏がいつ感染したのか、まだ感染性があるのか、はっきりしていない。

こうした中で、共和党幹部のミッチ・マコネル上院院内総務(78)は8日、自分は8月6日を最後にホワイトハウスを訪れていないと明らかにした。社会的距離の維持やマスク着用など感染対策の取り組み方が、「上院でこうした方がいいと私が提案したやり方や、私自身の対策と異なる」からだと述べた。

9月26日にホワイトハウスで行われた最高裁判事候補の指名式典の出席者の陽性判定が相次いだため、これが「スーパー・スプレッダー」イベントだったのではないかと注目されている。

(英語記事 US election 2020: Trump ready to return to public events, says doctor

提供元:https://www.bbc.com/japanese/54473650

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