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2021年2月21日

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ミャンマー・マンダレーで20日、軍事クーデターに抗議するデモで少なくとも2人が死亡し、20人が負傷した。現地報告によると、警察が実弾を発砲したもよう。2週間以上連日続くデモで、最悪の事態となった。

ミャンマー第2の都市マンダレーでは、造船所の敷地内に数百人が集まり、国軍による政権掌握に抗議していた。

抗議に参加した人たちは、2月1日に拘束され、現在は自宅軟禁状態に置かれているアウンサンスーチー国家顧問など国民民主連盟(NLD)幹部の解放を要求。造船所の作業員は抗議ストに入り、デモに参加していた。

現場の情報によると、デモ隊の一部が警官隊にものを投げつけ、警察はこれに実弾や催涙ガスで応じたという。デモ参加者が、銃弾の薬きょうに見えるものを持ちあげる現地の画像もある。

死亡した1人の親類によると、36歳の大工が胸を撃たれて死亡した。もう1人は頭を撃たれて死亡した。この被害者が18歳未満の少年だったという情報もある。

欧州連合(EU)は、この暴力を強く非難した。在ミャンマーのアメリカ大使館も「深く憂慮している」とコメントを出した。

イギリスのドミニク・ラーブ外相は、「ミャンマーで平和的に抗議する人たちが撃たれた。まったくあってはならないことだ」とコメント。「民主主義を押しつぶし、反対意見を封じようとする者たちに対し、我々は国際社会のパートナーと共に今後の対応を協議する」と述べえた。

ミャンマーに大規模投資をするシンガポールは、状況が悪化し続けた場合、「ミャンマーと周辺地域に深刻な悪影響が出る」と警告した。

ミャンマーでは19日、抗議参加者の最初の死者が出た。抗議デモで頭部を撃たれて重体だったミャトゥエトゥエカインさんが、入院先のネピドー市内の病院で亡くなった。ミャトゥエトゥエカインさんは入院中に20歳になったばかりだった。人権団体は、ミャトゥエトゥエカインさんの傷は実弾で撃たれたものと一致すると主張するが、警察は致死性の鎮圧行動はとっていないと反論している。

国軍によると、2月1日以降の各地の抗議行動で警官1人が死亡したという。

20日にも最大都市ヤンゴンなど国内各地で抗議行動が続いた。ヤンゴンでは鍋などを叩く抗議が続き、アメリカ大使館の前ではろうそくを灯す集会があった。この日は警察による鎮圧行動はほとんどなかった。

(英語記事 Myanmar coup: At least two killed as police disperse protesters

提供元:https://www.bbc.com/japanese/56143377

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