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2021年4月8日

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来春の韓国大統領選の前哨戦と位置づけられる首都ソウルと第2の都市・釜山の市長選が7日、投開票され、いずれも最大野党「国民の力」(PPP)の候補が当選した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領率いる与党・「共に民主党」は大敗を喫した。

中央選挙管理委員会が発表した最終的な開票結果によると、ソウル市長選では保守系PPPの呉世勲(オ・フセン)氏が得票率57.5%で、与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)氏を破ったと、韓国・聯合ニュースが報じた。

釜山市長選ではPPPの朴亨埈(パク・ヒョンジュン)氏が得票率63%で、与党候補の金栄春(キム・ヨンチュン)氏(34%)に大差をつけて勝利した。

この日は両市で数千万人の市民が投票した。

性的虐待のスキャンダルや住宅価格の上昇、格差の拡大などにより、文大統領や「共に民主党」の人気はここ数カ月で記録的な低さに落ち込んでいる。

与党前市長のスキャンダル

「共に民主党」の前ソウル市長と前釜山市長は、在任中の性的不品行疑惑を告発された。

ソウル市長だった朴元淳(パク・ウォンスン)氏は昨年7月、元秘書がセクハラ被害を受けたとして警察に告訴状を出した翌日に遺体で発見された。自殺とみられる。

呉巨敦(オ・ゴドン)前釜山市長は昨年、女性公務員からオフィスで性的暴行を受けたと告発されたことを受け辞任した。

今回の結果は、2017年の朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)の弾劾によって大きな打撃を受けた、保守系野党の復活を示すものとなった。朴氏は職権乱用や強要などの罪で懲役20年の実刑判決を受けている。

(英語記事 S Korea ruling party loses key mayoral votes

提供元:https://www.bbc.com/japanese/56671408

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