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2021年9月14日

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中国で新型コロナウイルスの新たな感染流行が発生しており、福建省の小学校が関係しているとみられている。

福建省では4日間で100人以上の感染が確認された。

初期の報道によると、この感染の流行は、ある児童の父親がきっかけだったとされる。この父親は先週、検査で陽性と判定されたという。

福建省の当局は、すべての教員と児童を1週間以内に検査するよう命じた。

中国は1カ月ほど前に、南京で発生した流行を抑え込んだばかり。南京の流行は、武漢における流行以来の規模だった。

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帰国後38日目に陽性判定

今回、感染拡大が深刻とみられる場所の1つが、人口約300万人の福建省莆田市だ。

同市で最初に感染が確認されたのは、小学校と関係がある人たちだった。

流行の発生源とみられているのが、ある児童の父親だ。今月10日にウイルス検査で陽性が確認された。先月4日にシンガポールから帰国しており、帰国後38日目に陽性とわかった。

この父親は、帰国にあたって21日間隔離され、核酸と血清による検査を9回受けていた。結果はいずれも陰性だったと、国営の英字紙・環球時報(グローバルタイムズ)は伝えた。

父親が外国で感染したのかは不明。専門家らは、この父親が今回の流行の発生源とする見方に疑問を呈している。潜伏期間がこれほど長期になることはめったにないと、環球時報に語っている。

デルタ変異株か

当局は、流行を抑え込もうと対策を取っている。

学校は閉鎖。莆田市外に出る人には、48時間以内に受けたウイルス検査の証明書の携帯を義務付けている。

映画館や美術館、図書館などの公共施設に対しては、屋内での催しを延期するよう指示した。飲食店には営業時間を制限するよう要請している。

影響は、近隣の廈門市と泉州市にも及んでいる。廈門市では、スポーツジムやバーなどが閉鎖されている。

廈門市では13日、感染者32人が確認された。多くが莆田市で感染したとみられる。環球時報によると、初期調査の結果、感染はデルタ変異株によるとみられるという。

これから大型連休

中国では10月1日に国慶節(建国記念日)の祝日を迎え、1週間の連休となる。黄金周(ゴールデンウィーク)と呼ばれるこの期間、何百万人もが国内を移動する。

今月19日には、中秋節の3連休が始まる。

(英語記事 China's latest outbreak linked to primary school

提供元:https://www.bbc.com/japanese/58554571

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