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2021年9月24日

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今年1月に起きた米連邦議会襲撃事件を調査している下院特別委員会は23日、ドナルド・トランプ前大統領の側近だった人物ら4人に、最初の召喚状を出した。

召喚状は、トランプ氏の首席補佐官だったマーク・メドウズ氏、首席戦略官だったスティーヴ・バノン被告、首席補佐官代理だったダン・スカヴィーノ氏、国防長官の首席補佐官だったカシュヤップ・パテル氏に対して発行した。

民主党議員が多数を占める下院特別委員会は、これら4人の共和党のトランプ氏支持者らに、10月中旬に証言することを求めた。

同委員会は書面で、「この委員会は、1月6日の襲撃および平和的な権限移譲に関連した事柄の事実、状況、原因を調査している」と説明した。

委員長の書簡では、昨年の大統領選挙の結果をひっくり返す動きに、トランプ氏支持者らが関わったと示唆している。そうした動きは、死者が出る政情不安を招く結果となった。

委員らは、暴動に至るまでのトランプ氏の行動に関する情報を追い求めている。

4人の召喚理由

同委員会は、4人それぞれに対する召喚状の中で、証言を求める理由を大まかに示した。

バノン氏については、昨年12月遅くのトランプ氏とのやり取りや、選挙の転覆を図った計画を協議した際の関与について質問するとした。バノン氏が暴動前日、「明日は大混乱になる」と述べていたとした。

メドウズ氏には、議会襲撃前に開かれた集会の主催者らとのやり取りについて、説明を求めるとした。

スカヴィーノ氏については、ジョー・バイデン氏の当選を承認しないよう下院議員らに指示したとした。パテル氏に関しては、暴動が起きていた時に、議会の警備に関する協議に加わっていたとした。

パテル氏は声明で、委員会が自発的な協力を求めずに召喚状を出したのは「残念だが驚きではない」と述べた。

委員会設置の経緯

下院のナンシー・ペロシ議長(民主党)は今年1月、議会襲撃事件を調査する特別委員会の設立を発表した。

ペロシ氏は、民主党主導の同委員会について、「あの日の真実を確立し、同様の襲撃が起こらないことを確実にする」のが目標だと述べた。

同委員会は、上院で超党派の委員会の創設が共和党議員の反対で実現しなかったため、下院につくられた。

トランプ氏を支持する議員らは、委員会は不必要だとした。

首都ワシントンにある連邦議会には1月6日、トランプ氏の支持者らがなだれ込んだ。バイデン氏の大統領選の当選の認定を覆そうとしたが、失敗に終わった。

(英語記事 Capitol riot committee to investigate Trump allies

提供元:https://www.bbc.com/japanese/58675427

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