BBC News

2022年4月27日

»著者プロフィール

パキスタン南部カラチ市の大学で26日、自爆とみられる爆発があり、中国語教師3人とパキスタン人運転手が死亡した。警察が発表した。

爆発は、大学内の「孔子学院」の近くで起きた。教師らが乗っていたバンは大破し、他に少なくとも4人が負傷した。同学院は中国政府が運営し、外国で言語や文化を教えている教育機関。

分離主義の「バルチ解放軍」(BLA)が犯行声明を出した。中国人スタッフを乗せた車両を攻撃したとし、自爆したのは女性だったと述べた。

同グループは、中国によるパキスタンへの投資について、現地住民の利益にならないとして反対している。

BLAが女性戦闘員による自爆攻撃を実行したのは初めて。BLAは、武装勢力「パキスタン・タリバン運動」と同様、たびたび中国人を標的にしている。

中国は、資源の豊富なバルチスタン州を含むパキスタン各地の大規模インフラ事業に、深く関わっている。

中国大使館が3人死亡を確認

在パキスタン中国大使館は、今回の爆発で中国人3人が死亡したことを確認した。

パキスタン政府は「卑劣なテロ攻撃」だと非難した。

死者には、孔子学院の院長と、カラチ在住の他の教員2名が含まれている。

中国国営中央テレビ(CCTV)が放送した映像では、孔子学院の門の外にバンが到着し、女性が立っている。その後、強力な爆発が起きた。

犯人は学生との報道も

BLAは、戦闘服を着て2本の指を立てて敬礼する女性の写真を公開。シャリア・バルチ、通称ブラムシュと呼ばれているこの女性が攻撃を実行したと述べた。

現地メディアは、自爆犯は大学の学生だったと報じた。

バルチスタン州は、天然資源が豊かながら国内で最も貧しい州で、長年続く反政府活動の本拠地となっている。

同州は、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)の大規模なインフラ開発で変貌している。両国は道路、鉄道、パイプラインで結ばれており、中国の「一帯一路」構想の一部を成している。

(英語記事 Chinese tutors killed in Karachi university attack

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61239128

関連記事

新着記事

»もっと見る