2022年6月28日(火)

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2022年6月2日

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オーストラリア西岸のシャーク湾でこのほど、米マンハッタン島の約3倍の広さにわたって広がっている海草が見つかった。地球上で最も大きな植物だという。この研究は学術誌「Proceedings of the Royal Society B」に1日に掲載された。

西オーストラリア州には海中に大きな海草藻場があるが、今回遺伝子検査を行ったところ、これが1つの海草からなるものだと判明した。

通常は1年に最大35センチ程度成長するといい、少なくとも4500年もの時間をかけて1つの種子から広がったと考えられる。

西オーストラリア大学の研究者たちによると、この海草は約200平方キロメートルもの範囲を覆っている。

研究者も仰天

研究チームは、オーストラリアの沿岸部でよくみられる種の遺伝的多様性について調べていた際、パースの北約800キロにあるシャーク湾で偶然、この事実を発見した。

研究者たちは湾内から採取した1万8000個の遺伝子マーカーを調べ、それぞれのサンプルから「指紋」を作成した。この海草藻場を構成する植物の数を調べるのが目的だったという。

「その答えに私たちは仰天しました。たった1種だったなんて!」と、研究の主執筆者であるジェーン・エッジロー氏は述べた。

「たった1つの植物がシャーク湾で180キロ以上に広がり、地球上で最大の植物になっていました」

世界最大のこの植物は、状況が荒々しく変化する湾内で成長しており、そのたくましさも注目すべき点と言える。

「ほとんどの植物にとっては通常大きなストレスとなるような、温度の大きな変化や塩分、極端に強い日差しが降り注ぐ環境で育っており、回復能力が非常に高いようだ」と、研究チームのメンバー、エリザベス・シンクレア博士は述べた。

(英語記事 World's biggest plant found off Australian coast

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61658354

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