2022年6月26日(日)

BBC News

2022年6月8日

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欧州連合(EU)は7日、EU域内で販売されるスマートフォンなどの充電器の端子を2024年秋までに「USBタイプC」に統一することで暫定合意した。

この合意内容は、欧州議会とEU理事会で夏期休会後に正式承認されてから施行される。

BBCニュースは英政府に対し、イギリスでも同様の法案を可決する意向があるか問い合わせている。

EUとイギリスの当局によると、ブレグジット(イギリスのEU離脱)後に関する現在の取り決めでは、EUのルールは北アイルランドにも適用されることになっている。

2021年12月の英議会報告には、「新しい要件は、ブレグジット協定の(ブレグジット後のアイルランドと英・北アイルランド間の通商について定めた)北アイルランド議定書の条項に基づき、北アイルランドで販売される機器にも適用される。イギリスのほかの地域との製品規格のずれを誘発する可能性がある」とある。

対象機器

新ルールの対象となるのは「小型・中型の携帯電子機器」。以下が含まれる。

  • 携帯電話
  • タブレット
  • ヘッドフォン、ヘッドセット
  • 手持ちのビデオゲーム機
  • ポータブルスピーカー

有線ケーブルを使って充電する機器は、メーカーを問わず「USBタイプC」を搭載しなければならなくなる。

ノートパソコンにも同様に適用される。メーカーには新ルール施行後40カ月の移行期間が設けられる。

今回の合意には、新しい電子機器を購入する際に充電ケーブルを付属させるかどうかを顧客が選択できるようにする計画も含まれる。

EUは、「この法律はEU域内の製品をより持続可能なものにし、電子廃棄物を削減し、消費者の生活をより快適にするというEUの幅広い取り組みの一環」だとしている。

これが施行されれば、消費者は「不必要な充電器の購入を年間最大2億5000万ユーロ(約357億円)」削減でき、年間1万1000トンもの廃棄物を減らせるという。

「イノベーションを阻害」

米アップルのiPhoneやiPadなども、最終的にはノートパソコンと同様に新規制に従わなければならなくなる。既存のデバイスは適用除外となる。

アップルはBBCに対し、新たなコメントはないとしている。

2021年9月に充電端子に関する方針が発表された際、アップル側はBBCニュースに対し、「1種類のコネクタだけを義務付ける厳しい規制は、イノベーションを促進するどころか阻害することになり、ひいては欧州や世界の消費者に害を与えることになる」と述べていた。

(英語記事 EU sets date for common phone charge cable

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61728925

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