2022年6月27日(月)

BBC News

2022年6月9日

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ドイツの首都ベルリンの繁華街で8日午前、生徒たちの集団に車が突っ込み、引率の教諭が死亡、生徒14人が負傷した。

事件は午前10時半前、ベルリン西部の中心地区にある、人通りが非常に多い商店街で起きた。生徒たちは、学校行事で中部ヘッセン州からベルリンに来ていた。

複数の目撃者によると、ベルリンの繁華街クアフュルステンダム近くの歩道にいた人々の中に、銀色のルノーの小型車クリオが突入した。車は道路に戻ってから、商店のショーウインドーに突っ込んだという。

警察によると、引率していた女性教諭が現場で死亡。別の教諭1人も重傷を負った。

警察の報道官は、「十数人超のけが人には重傷者もいる」と述べた。

車を運転していた男性(29)が現場で逮捕された。

ベルリン州政府のアイリス・シュプランガー内務相は、運転者について、「暴走した精神疾患者」であることが証拠からうかがえると述べた。

当局などによると、運転していた男性はドイツとアルメニアの二重国籍をもち、ベルリンに住んでいる。当初、車内にメモを残していたとの報道もあったが、当局はその内容を否定した。

俳優が現場からツイート

AFP通信は、車を捨てて走り出した運転手を「私たちが止めた」とする、目撃者の話を伝えた。

俳優のジョン・バロウマンさんは、事件発生時に近くにいたとツイート。現場から動画を投稿し、車は商店に突っ込む前に繰り返し歩道に乗り上げたと説明した。

https://twitter.com/JohnBarrowman/status/1534463886774046720


バロウマンさんはBBCの取材に対し、車は店先で朝食をとっていた人々のテーブルの間を突っ切り、店舗に激突したと話した。

「まったく恐ろしかった」、「誰かが蘇生されているのを見た。誰かが文字通り担架に乗せられ、救急車に運ばれるのを見た」と、バロウマンさんは述べた。

現場には130人ほどの救急隊員が急行した。道路の真ん中には、毛布で覆われた遺体1体が横たわっていた。

6年前のテロ事件現場の近く

今回の事件現場は、2016年のテロ事件で12人が死亡したベルリン・ブライトシャイト広場の向かい側だった。2016年の事件では、クリスマスのマーケットの人ごみにトラックを故意に突っ込ませた。

ベルリンのフランツィスカ・ギファイ市長は、このエリアが意図的に選ばれたのかはまだわからないとしつつ、「お願いだからもうやめて! という状況だ」と話した。

2016年の事件をめぐっては、武装組織「イスラム国(IS)」が、亡命が認められなかった実行犯の背後にISがいたと発表した。実行犯の男性はその後、イタリアで警察に射殺された。

(英語記事 Teacher dead and pupils hurt as car hits Berlin crowd

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61741206

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