2022年6月28日(火)

BBC News

2022年6月10日

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ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は9日、ロシア軍との戦闘の最前線で毎日100~200人の兵士が死亡しているとBBCに語った。

ポドリャク大統領顧問は、ウクライナ東部ドンバス地方でのロシア軍との戦闘条件を公平なものにするため、西側の砲撃システムが数百基は必要だと述べた。

ロシア軍はドンバス全域の掌握を目指しており、ウクライナ部隊は容赦ない砲撃にさらされている。

「ロシア軍は重砲や複数のロケット発射システムや軍用機など、核兵器以外のあらゆる兵器を前線に投入している」と、ポドリャク氏は述べた。

そして、ロシア軍とウクライナ軍の戦力が「まったく不均衡になっている」ことが、ウクライナ側で多くの犠牲者が出ている原因だと指摘。西側諸国にさらなる武器の供与をお願いしたいと繰り返した。

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ポドリャク氏は「我々のこうした要求は単なる思い付きなどではなく(中略)戦場での状況を鑑みたうえで客観的に必要とされるものだ」とし、ロシアの戦力に対抗するには150~300基ものロケット発射システムが必要だと付け加えた。この数は、ウクライナにこれまでに供与された数をはるかに超える。

また、ロシアが2月24日の侵攻開始後に占領したウクライナ領土を放棄した場合にのみ、ウクライナ政府は和平交渉の再開に応じるとした。

ポドリャク氏が示唆した毎日100~200人のウクライナ兵が死亡しているという人数は、これまでの推計を上回る。ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は9日、1日に100人のウクライナ兵が死亡し、500人以上が負傷していると述べている。

当局が把握している死者数に差が生じていることからも、戦場の正確な情勢把握がいかに難しいかがうかがえる。

レズニコフ氏は多くのロシア兵も死亡していると主張した。

「ロシア政府は圧倒的な物量作戦で圧力をかけ続けているが、失敗しては強い抵抗に直面し、多大な損害を出している」とレズニコフ氏は述べた。「しかし、それでもなお、まだ前線の一部で前進する力がロシアには残っている」。

ルハンスク州のセルヒィ・ハイダイ知事も同様に、ロシア兵が「ばたばたと死んでいる」が、ウクライナ側は武器が「壊滅的に」不足しているため、困難に直面していると述べた。

ロシア軍は東部の主要都市セヴェロドネツクを集中的に攻撃している。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、「ドンバス地方の命運がそこ(セヴェロドネツク)で決まりつつある」と述べた。

(英語記事 Ukraine losing up to 200 troops a day - Zelensky aide

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61754840

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