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BBC News

2022年6月10日

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英王室のケンブリッジ公爵ウィリアム王子(39)がロンドン中心部の路上で、ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」を売る姿が目撃され、話題となっている。

引退前はロンドン警視庁の警視正だったマシュー・ガードナーさんは、ウェストミンスター地区のロチェスター通りで雑誌を売っていたウィリアム王子の写真を自分のソーシャルメディアアカウントに載せた。

義理のきょうだいのリチャード・ハナントさんが、販売員がだれか有名人のようだと気付き、まず遠くから写真を撮影したという。

すると、ウィリアム王子はビッグ・イシューの特徴的な赤いユニフォーム姿のまま、道路を渡ってハナントさんに話しかけた。

ビッグイシューによると、雑誌の販売員は主にホームレスや長期失業者、借金を避けるためにお金が必要な人たち。

販売員には雑誌5冊が無料で支給される。それを1冊3ポンドで販売し、追加が必要になれば1冊1.5ポンドで購入できる。

不動産管理業を営むハナントさんはその後、オフィスに戻る途中で、ウィリアム王子の周りに数人が集まっているのを見かけたという。

西部バース在住で、ロンドンで働いているというハナントさんは王子について、「とても素敵で、すごくフレンドリーだった」と話した。

さらに、「(プラチナ)ジュビリーの大規模なイベントを終えたばかりなのに、その数日後にビッグ・イシューのような慈善活動をサポートしていることに驚いた」と付け加えた。

「最高に素晴らしいと思う。片方は世界的なイベントだけど、その一方で文字通りホームレスと一緒に道端に立つという、ひたすら地味な活動もするなんて、本当に驚いた」

「小銭がない」と言われ、カード決済端末を

ガードナーさんは写真と共に、「謙虚にひっそりと働き、最も助けを必要としている人を支援する未来の国王とプライベートな時間を過ごせてとても光栄」だと、ソーシャルメディアに投稿した。

「このような『静かな行為』は、気づかれないままのことが多い」

「このユニークな出会いの最後に、ウィリアム王子は私の義理のきょうだいにビッグ・イシューを買いたいか尋ねた。きょうだいは、『小銭がない』と答えると、ウィリアム王子は携帯型のカード決済端末を差し出してきた……お見事!」

「プライスレスと言うべきか、プリンスリー(王子にふさわしい)と言うべきか」

おしゃべりや握手も

プラチナ・ジュビリーを祝うためロンドンを訪れていたリトアニア人観光客のヴィタリウス・ズィカウスカスさん、ローラ・ズィカウスカスさんも、王子に遭遇した。

「私たちは雑誌を買って、楽しくおしゃべりをした」のだと、ヴィタリウスさんは話した。「王子の幸運を祈り、握手をした。王室が一般の人をとても大切にしていることに興奮した」。

ヴィタリウスさんは、未来の国王は「温かい人柄」で、会えて「興奮したし、本当に幸せ」だと付け加えた。

ブラックキャブ(タクシー)運転手のニール・クレイマーさんは、別の販売員と一緒にポーズをとるウィリアム王子の写真をソーシャルメディアに投稿した。

https://www.instagram.com/p/CejI0AWINqf/


クレイマーさんによると、「ウェストミンスターのロチェスター通りでタクシーの充電をしていたら、ウィリアムと名乗る販売員に声をかけられて、ビッグ・イシューを買いませんかと聞かれた」という。

「その相手が誰かわかったときはちょっと驚いたけど、もちろん買うと答えた」

「それから彼は一緒にいた別の男性たちを紹介してくれた。慈善団体やその活動について、15分間楽しく話した」

クレイマーさんは王子から定期的にこの雑誌を読んでいるか聞かれ、タクシーの充電中など、買う機会はよくあると答えた。

ウィリアム王子は魅力的で礼儀正しく、クレイマーさんの名前を忘れたりしなかったという。

ケンブリッジ公爵夫妻はかねて、慈善活動への参加はとても大事だと語っている。ウィリアム王子の母ダイアナ元妃は、精力的に慈善活動を行っていた。

王子は2014年、ダイアナ元妃が関わっていたホームレス支援団体「センターポイント」を訪問。2018年には夫妻で、ウェストミンスターにあるホームレス・センター「パッセージ」を訪れている。「パッセージ」は、ダイアナ元妃が1993年にウィリアム王子とハリー王子を連れて行った場所だった。

(英語記事 Prince William spotted selling Big Issue in London

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61754846

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