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BBC News

2022年6月16日

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南米アマゾンの熱帯雨林でイギリス人ジャーナリストとブラジル人先住民専門家が行方不明になっている事件で、ブラジルの警察当局は15日、男性容疑者が2人を銃で殺害したと自白し、死体を遺棄したとする場所から人間の遺体が見つかったと発表した。

この事件では、イギリス人ジャーナリストのドム・フィリップスさん(57)と、ブラジル人先住民専門家ブルーノ・ペレイラさん(41)が今月5日、ブラジル北西部アマゾナス州のジャヴァリ地域をボートで移動していて行方不明になった

現地警察のエドゥアルド・フォンテス刑事によると、アマリルド・ダ・コスタ・デ・オリヴェイラ容疑者が2人を殺害したと話し、捜査官に死体遺棄現場を示した。現場からは、人間の遺体が掘り出されたという。

警察は今後、国際刑事警察機構(インターポール)と協力して、遺体の身元確認を進めるとしている。

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警察は、アマリルド容疑者と、きょうだいのオセニー・ダ・コスタ・デ・オリヴェイラ容疑者を、事件に関与した疑いがあるとして逮捕している。

BBCのケイティー・ワトソン南アメリカ特派員は、遺体が川から3.1キロ離れたジャングルの中で発見されたことや、容疑者が示した現場に行くのにかなり苦労したことを、警察が明らかにしたと伝えた。

さらなる逮捕の見込み

フォンテス刑事の記者団への説明によると、「最初の容疑者」であるアマリルド容疑者が、「犯行の詳細を語り、自分が遺体を埋めたとする場所を示した」。しかし、オセニー容疑者は、一切の関与を否定しているという。

警察は、逮捕者は今後増える見込みだと述べた。殺害の動機は捜査中だとした。

フィリップスさんの妻、アレッサンドラ・サンパイオさんは声明で、「まだ確定的な情報を待っているところだが、この悲劇的な結果によって、ドムとブルーノの行方が分からないという苦悩は終わった。彼らを家に連れて帰り、愛をこめて別れを告げられる」とした。

また、「私たちは今日、正義の追求を始める。すべての可能性を捜査し、できる限り早期に全詳細について決定的な答えが出ることを望んでいる」と表明した。

違法漁業に反対し脅迫か

フィリップスさんは、ブラジルで10年以上暮らし、英紙ガーディアンに長年寄稿していた。アマゾンに関する本を執筆中だった。

ペレイラさんは、先住民関連のブラジル政府機関フナイに所属する孤立部族の専門家で、勤務先から休みを取っていた。

複数の先住民グループによると、ペレイラさんは行方不明になる数日前、この地域における違法漁業への反対運動をしているとして脅迫を受けていたという。

警察は12日の捜索で、衣服やノートパソコンなど2人の所持品の一部を発見していた

(英語記事 Suspect admits shooting missing Amazon pair - police

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61821109

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