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BBC News

2022年6月19日

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ニック・ビーク、BBC欧州担当編集委員

ウクライナの首都キーウの市長は18日、ロシアの若い兵士が次々と死んでいっているのは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の野望のために過ぎないと、いずれロシア国民も気づくはずだと、BBCに話した。

ヴィタリ・クリチコ市長は、志願兵として戦死した著名な反汚職活動家の葬儀に参列した際、ロシアのプーチン大統領がウクライナだけでなく自国ロシアでも何百万人もの人生を破壊していると非難した。

元ボクシングWBC・WBO世界ヘビー級チャンピオンで、今も世界中に多くのファンをもつクリチコ市長は、「ロシアとロシア連邦にとってもこれは悲劇だ。ロシアの人たちは今は理解していないが、間もなく現実に気づくはずだ。ロシア人が死んでいる。いったい何のために? プーチンの野望のため?」と話した。

この日の葬儀は、北東部ハルキウ州イジュームで9日に戦死した、著名な反汚職活動家ロマン・ラトゥシュニーさん(24)のもので、数百人が参列した。ラトゥシュニーさんは2013年のウクライナで、当時の親ロシア政権に抗議した民主化デモで、全国的に知られるようになった。

ラトゥシュニーさんの棺はキーウ市内の独立広場に運ばれ、大勢が「スラヴァ・ウクライニ(ウクライナに栄光を)」と叫ぶ中、集まった人たちが花束を手向けた。

西側の「ウクライナ疲れ」について市長は

クリチコ市長は、西側諸国がウクライナに連帯する姿勢を示すのは、「欧州の平和と自由の鍵になる」と話した。

17日に事前発表のないままキーウを再訪したイギリスのボリス・ジョンソン首相は帰国後、「ウクライナ疲れ」が世界中に広がりつつあると警告し、同盟諸国はウクライナに「戦略的強靭(きょうじん)性」を与えていると、具体的に示す必要があると述べた。

この前日には、フランス、ドイツ、イタリア、ルーマニアの各首脳もキーウでウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談。欧州委員会はその後、ウクライナを欧州連合(EU)加盟候補国として推薦すると発表した。

ロシアとウクライナの戦争が続くなか、世界では食料やエネルギー供給が不足し、経済成長にも影響が出ている。こうした状況でウクライナ政府の間では、西側諸国がロシアとの和平を求めて自分たちに圧力をかけてくるのではないかと懸念する声が出ている。

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これについてクリチコ市長にBBCが尋ねたところ、ウクライナの領土割譲はあってはならないと市長は答えた。

「一定の譲歩についてロシアと話し合う用意がいずれ整うはずで、それは確信している。最後のロシア兵がウクライナから出れば、話し合いの時だ。しかしまだそうはなっていない。まずはロシアが、我々の祖国を出ていかなくてはならない」と市長は述べた。

世界で最も有名なウクライナ人の1人として、クリチコ市長の意見には重みがある。しかし、和平協議に臨むのか、臨むとするならいつになるのかを決めるのは、ゼレンスキー大統領とウクライナ政府だ。

(英語記事 Vitali Klitschko: Russians are dying for Putin's ambitions

提供元:https://www.bbc.com/japanese/61855255

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