2022年8月18日(木)

BBC News

2022年7月22日

»著者プロフィール

米ホワイトハウスは21日、ジョー・バイデン大統領(79)が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明し、ホワイトハウスで自主隔離していると発表した。

バイデン大統領はワクチン接種済みで、2回の追加接種も受けている。カリーヌ・ジャン=ピエール報道官によると、大統領には「とても軽い症状」があるが、全ての公務を継続するという。

また、米ファイザー製の新型コロナウイルス経口治療薬「Paxlovid」(日本での製品名は「パキロビッド」)を服用しているという。

バイデン氏はツイッターで動画を投稿し、「元気だ」、「忙しくしている」と述べた。妻のジル・バイデン氏も検査を受けたが、陰性だった。

https://twitter.com/POTUS/status/1550179049598861314


ホワイトハウスの規則に則り、大統領は検査で陰性の結果が出るまで、隔離しながら公務を続ける。会議には電話やZoomで参加する。

21日午後の記者会見でジャン=ピエール報道官は、バイデン氏はこの日も公務を継続し、多くの市長や政府職員と電話でやりとりしたと説明した。

ホワイトハウスのCOVID-19担当者を務めるアシーシュ・ジャー医師は、大統領には倦怠感のほか、鼻水と空せきの症状があると話した。20日には体調に問題はなかったが睡眠の質が悪く、翌朝の検査で陽性が判明したという。

また、バイデン氏のワクチン接種状況を鑑みると、重症化するリスクは「限りなく低く」、服用中の抗ウイルス薬でさらに低くなると述べた。その上で、検査で陰性となり次第、通常の活動に復帰すると話した。

ホワイトハウスの医療チームは今後、20日にバイデン氏のマサチューセッツ州訪問に随行した下院銀や記者など、濃厚接触に当たる人物全員に連絡を取る。バイデン氏の感染経路は不明。

<関連記事>


妻のジルさんは、バイデン氏と会話をしており、「元気だ」と明らかにした。「彼は元気で、私は今朝、検査で陰性だった。私は予定をそのまま続ける。疾病対策センター(CDC)のガイドラインに沿って、マスクをし続ける」とコメントした。

19日には陰性

バイデン氏はアメリカ史上最高齢の大統領で、今年80歳を迎える。ホワイトハウスによると、19日に受けた検査では陰性だったという。

BBCがアメリカで提携するCBSニュースは、昨年11月に行った健康診断でバイデン氏はかかりつけ医のケヴィン・オコナー氏から「業務に適した健康状態」で、「健康」で「丈夫」だと診断されたと報じた。

ホワイトハウスはまた、カマラ・ハリス副大統領は検査で陰性だったと発表。ただし、バイデン氏の濃厚接触者に相当するとみられるという。

バイデン氏が病状によって公務を継続できなくなった場合は、ハリス氏がその間、大統領の権限を引き継ぐ。昨年11月の健康診断時、バイデン氏が全身麻酔をかけられた時にもこうした措置が取られた。

在任中に新型ウイルスに感染した米大統領はこれで2人目。前任のドナルド・トランプ氏も2020年10月に感染し、病院で治療を受けた。

CDCのデータでは、アメリカのこれまでの感染件数は8970万件、死者は100万人以上に上る。感染件数は再び増えており、6月には25%以上増加した。


<分析> ミシェル・ロバーツ、デジタル保健編集長

パンデミックが進行するにつれ、医師たちはCOVID-19感染で重症化するリスクが最も高いのは誰か、どのような治療が必要なのかについて、理解を深めてきた。

年齢は大きな要因だ。通常は、高齢なほどリスクが高まる。また、感染前の健康状態もかかわってくる。

バイデン氏はワクチン接種を完了しており、COVID-19に対して十分な防御を備えているものの、医師団は79歳という年齢がリスクを高めることを考慮しているはずだ。

抗ウイルス薬「パキロビッド」は通常、重症化する可能性がより高い人にのみ処方される。

だがバイデン氏は何よりアメリカの大統領であり、最上級の治療を受けるのは当然だ。

パキロビッドは新型ウイルスが体内で増殖するのを防ぐ。免疫系が感染と戦う間、ウイルスの水準を低くするのが目的だ。

この治療薬は2つの薬で構成されている。患者はリトナビル1錠とニルマトレルビル2錠を1日2回、5日間服用する。


(英語記事 Biden 'doing great' after testing positive for Covid

提供元:https://www.bbc.com/japanese/62260980

関連記事

新着記事

»もっと見る