2022年9月27日(火)

BBC News

2022年9月1日

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米疾病対策センター(CDC)は8月31日、アメリカ人の平均寿命が過去2年間で2.7年短くなり、1996年以来の低水準に落ち込んだと発表した。この急激な低下は主に新型コロナウイルスのパンデミックによるものだという。

CDCのデータでは、出生時の平均余命は2019年の79年から現在は76.1年と、過去100年で最も急激に落ち込んだことが示された。

先住民のネイティブ・アメリカンとアラスカ・ネイティブの平均寿命は2年縮んだ。

この暫定データによると、2019年から2021年にかけて平均寿命は2.7年短くなった。

2020年から2021年にかけての平均寿命の低下要因の50%は、新型コロナウイルスのパンデミックによるものだった。2019年から2020年にかけては、74%をパンデミックが占めていた。

薬物の過剰摂取も含まれる「不慮の事故」は、2021年に過去最多を記録。平均寿命の低下要因の15.9%を占めた。

心臓病、慢性肝疾患、肝硬変による死亡や自殺も、平均寿命の低下に大きく寄与していた。

先住民、男女間で違いも

特にネイティブ・アメリカンとアラスカ・ネイティブの平均寿命の低下が顕著だった。2019年以降で6.6年短くなっており、米国内のほかの人口と比べて2倍以上の下げ幅だった。

CDCの統計は男女間の明らかな違いも浮き彫りにしている。男性の2021年の平均寿命は約1年短縮されて73.2歳に、女性は10カ月短くなって79.1歳だった。

先週に発表された別の2020年のデータでは、地理的な差もみられた。ハワイ州の平均寿命は80.7歳と最も長く、ミシシッピ州の71.9歳とは対照的だった。

アメリカの平均寿命は世界の先進国の中で最も低い水準となっている。

(英語記事 US life expectancy falls to lowest level since 1996

提供元:https://www.bbc.com/japanese/62747363

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