2022年10月3日(月)

BBC News

2022年9月11日

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イギリスの新国王チャールズ3世は10日、「王位継承評議会」によってその王位継承が正式に布告されるにあたり、「憲法にもとづく政府を維持し、この島々と連邦と世界各地の英領における人々の平和と調和と繁栄を目指す」ため、母エリザベス女王による「目覚ましい手本にならうよう努力する」と述べた。

王位継承評議会は、枢密院(現職・元職の下院議員幹部のほか、貴族などで構成される)、上級官僚、英連邦諸国の代表(高等弁務官)、ロンドン市長などからなる。

ロンドンのセント・ジェイムズ宮殿で開かれた評議会には現職のリズ・トラス新首相をはじめ、存命の首相経験者6人や野党・労働党のサー・キア・スターマー党首、カミラ王妃、ウィリアム皇太子らが出席した。

チャールズ国王のあいさつの全文は次の通り。

皆様、実に悲しいことながら、愛する母、女王陛下の死去をお伝えしなくてはなりません。

私たち全員に訪れたこの取り返しのつかない喪失について、皆さんと国全体が、そして世界中がと言ってもよいかと思いますが、私を思いやってくださっていると承知しています。

この悲しみの時、実に多くの方が私の妹や弟たちを思いやってくださり、そして私の家族全員にこれほど圧倒的な愛情と支えを差し伸べてくださっていることに、私はこれ以上ないほど慰められています。

私たち家族全員にとって、そしてこの王国と、この王国が一員でもある世界の国同士の大きな家族にとっても、私の母は終生の愛情と無私の奉仕を体現した手本でした。

母の治世は他に類を見ないほど、長く、献身的で、誠意を尽くしたものでした。こうして悲しみの中にあっても私たちは、母の誠実きわまりない人生に感謝しています。

母が残したこの業績がいかに偉大な財産か、そして私が引き継いだ君主としての責務がいかに重いものか、私は深く認識しています。


この重責を担うにあたり、私は憲法にもとづく政府を維持し、この島々と連邦と世界各地の英領における人々の平和と調和と繁栄を目指すため、母の目覚ましい手本にならうよう努力します。

そのためには、自分が君主になるよう求められた国の人々の愛情と忠誠が私を支えてくれると承知していますし、その責務を果たすにあたっては、国民が選んだ議会の助言が私を導いてくれると承知しています。

そしてこの全てにおいて、愛する妻が常に私を支えてくれることが、私を大いに勇気づけてくれます。

この機会にあらためて、「クラウン・エステート」(国王に帰属する資産)を含む国王の世襲的収入を、全員の利益のためにこの国の政府に提供し、その代わりに国家元首としての公務を支える王室助成金を受け取るという伝統を、引き続き継続する意向を確認します。

私は自分に課せられた重責の遂行に、残る人生をささげるつもりでいます。そのために、全知全能の神の導きと助けが得られますよう、祈ります。

(英語記事 King Charles's address in full at proclamation ceremony

提供元:https://www.bbc.com/japanese/62866777

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