2022年10月6日(木)

BBC News

2022年9月15日

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19日の女王の国葬は、イギリスで催される王族や政治家の集まりとしては、ここ数十年で最大規模のものになるとみられている。

招待状は先週末に発送された。外国の元首や要人ら、約500人の出席が見込まれている。

それら世界の指導者の大半は、民間航空機での訪英を要請されている。また、ロンドン西部に集合し、そこからバスで集団で移動することになると通知されている。

ウェストミンスター寺院での葬儀には、最大約2200人が参列できる。

これまでに判明している参列者や参列しない人を以下に紹介する。

ヨーロッパ王族

ヨーロッパ各地の王室メンバーは、参列するとみられている。その多くは女王の血縁者だ。

ベルギーのフィリップ国王とマティルド王妃、オランダのウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃、同国王の母ベアトリクス元女王が、出席を決めている。

スペインのフェリペ国王とレティシア王妃も招待を受け入れている。ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、モナコの王族も同様だ。

アメリカ大統領

米ホワイトハウスは、ジョー・バイデン大統領がファーストレディのジル氏と共に参列すると明らかにしている。ただ、夫妻がバスで葬儀会場に移動することはないとみられている。

バイデン氏が、米代表団の一員としてドナルド・トランプ前大統領を招待するかが注目されてきた。代表団の人数は限られているため、大統領経験者だからといって必ずしも出席できるとは限らない。

バラク・オバマ氏と妻ミシェル氏など、一部の大統領経験者とその妻は、個別に招待されるのではないかとの憶測が流れている。

1977~1981年に大統領を務めたジミー・カーター氏は招待状を受け取っていないと、同氏の事務所は米政治ニュースサイトのポリティコに話した。

イギリス連邦の首脳

イギリス連邦の各国の首脳らも参列が見込まれている。女王は在位期間を通して、それらの国々の元首だった。

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、カナダのジャスティン・トルドー首相が、招待に応じると決めている。

イギリス連邦王国で君主の代理を務める総督の多くも、自国の指導者と共に出席の予定だ。

また、在任期間の長いバングラデシュのシェイク・ハシナ首相や、スリランカのラニル・ウィクラマシンハ大統領も、招待を受け入れたと報じられている。インドからはドロウパディー・ムルム大統領が出席する予定だ。

その他の首脳ら

アイルランドのミホル・マーティン首相、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領、イタリアのセルジオ・マッタレッラ大統領、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長も、招待に応じると言われている。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領も出席を表明している。

また、日本の徳仁天皇、トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も参列が見込まれている。

中国の習近平国家主席が招待されるのか、招待された場合はそれを受け入れるのかは不明。習氏は今週、新型コロナウイルスの流行が始まってから初めて自国を離れ、カザフスタンとウズベキスタンを訪れる。

イランは、核開発計画に絡んで長年、国際的な制裁の対象となっており、大使レベルのみの参列になると、英政府関係者は話した。

招待されていないのは

シリア、ベネズエラ、アフガニスタンの代表は招待されていないと、複数の英政府関係者はBBCのジェイムズ・ランデイル記者に話した。

イギリスはこれらの国々と完全な外交関係を結んでいないためとされる。

北朝鮮とニカラグアは、国家元首ではなく、大使だけを送るよう招待されている。

ロシア、ベラルーシ、ミャンマーは、誰も招待されていない。

イギリスとロシアの外交関係は、ロシアがウクライナを侵攻して以来、ほぼ崩壊している。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の報道官は、葬儀への出席は「考えていない」と述べた。

ロシアによる侵攻の一部は、プーチン氏の盟友アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が率いるベラルーシから開始された。

イギリスはまた、昨年2月にミャンマーで軍事クーデターが起きて以来、同国での外交活動を大幅に縮小している。

(英語記事 Who's invited to the Queen's funeral - and who's not?

提供元:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-62911168

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