2022年10月6日(木)

BBC News

2022年9月19日

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8日に96歳で亡くなったイギリスの女王エリザベス2世の国葬を19日に控え、英政府は18日夜、公開安置されている女王の棺(ひつぎ)に弔問するための行列について、新規受付を終了したと発表した。新国王チャールズ3世は同日、世界中からの支援と思いやりに「深く感動した」とメッセージを発表した。同日夜にはイギリス中で1分間の黙祷(もくとう)がささげられた。

国王から感謝の言葉

チャールズ国王は、自分とカミラ王妃が、「大切な母親の終生の奉仕をたたえ」、亡き女王追悼したすべての人の思いやりに「言いようもないほど感動」しているとして、「この10日間、この国と世界中から寄せられた数々の追悼といたわりのメッセージに、私も妻も深く感動し続けた」と述べた。

「最後のお別れをするために皆で準備する中、この悲しい時に私の家族と私を大いに支えて慰めてくれた無数の人たちに、この機会をとらえてただひたすら、ありがとうと申し上げたい」と国王は感謝した。

エリザベス女王の国葬は19日午前11時(日本時間午後7時)から、ウェストミンスター寺院で行われる。世界各国の元首・首脳約500人を含め、約2000人が参列する見通し。

国王は18日夜、国葬参列のため訪英した国家元首・首脳たちのため、バッキンガム宮殿でレセプションを開いた。

新しい肖像写真


英王室は同日、これまで未公開だった女王の肖像写真を公表した。

写真は、女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーに際して、今年5月にロンドン郊外の居宅ウィンザー城で撮影されたものという。

王室はツイッターで、「女王の素晴らしい人生を記念するため、明日には何百万人もの人が集まることになります」と書いた。

女王がつけているダイヤモンドのブローチは、1944年に18歳の誕生日を記念して、父ジョージ6世から贈られたものという。

行列の受付終了


英政府は18日午後10時半すぎ、女王の棺を弔問するための行列を締め切り、これ以上は行列に参加しないよう呼びかけた。棺の公開安置は19日午前6時半まで。

https://twitter.com/DCMS/status/1571615372758876161


一般弔問の列の最後尾に入ることができたのは、クリスティーン・ロジャーズさんと娘のサラさん。イングランド西部サフォーク・ウッドブリッジから来たという親子は「あなた方で最後です」と係員に言われ、リストバンドを与えられて、案内された。

2人の後ろに並んでいた人たちからは落胆の声も漏れたが、少しすると大勢が拍手を始めた。


女王に最後のお別れをしようと並ぶ人たちの列は、ウェストミンスター宮殿のテムズ川対岸から川沿いに10キロ以上続き、待ち時間は24時間以上に及ぶこともあった。

連日の大行列には、老いも若きも、イギリス内外からさまざまな人が加わった。サッカーの元イングランド代表デイヴィッド・ベッカム氏など著名人の姿もあった。


葬儀の朝まで続く一般弔問


午後8時(日本時間19日午前4時)からは1分間、国中で女王のための黙祷がささげられた。


これに先立ち、この日の夕方には、暮れ始めたロンドンの空に虹が浮かんだ。BBCのソフィー・レイワース記者によると、「ウェストミンスターの上空で日が沈み始めると……行列していた大勢が(虹に気づいて)息をのんだ」のだという。

今月8日にエリザベス女王がスコットランドで亡くなった日にも、ロンドン近郊の女王の居宅ウィンザー城でも空に虹がかかった。

(英語記事 Queue closes for lying-in-state/ King 'moved beyond measure' by support

提供元:https://www.bbc.com/japanese/62951393

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