2022年12月2日(金)

BBC News

2022年11月19日

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東京都の小池百合子知事は18日、エネルギー消費を抑えるため、首元の詰まったタートルネックのセーターなどを着用するよう都民に呼びかけた。光熱費が高騰する中、節電につながるとしている。

また、都職員は率先してタートルネックやスカーフなどで首を温める「ウォームビズ」を取り入れると述べた。

東京都はこの日、電力需給の逼迫(ひっぱく)や光熱費の値上がりを受け、今冬の節電ガイダンスを発表した。

取り組みの協議には、都幹部らがタートルネックを着用して参加した。小池都知事は記者会見で、タートルネックは職場になじむのかとの質問に対し、タートルネックを愛用しているフランスのエマニュエル・マクロン大統領を参考にするべきだと述べた。

「温かいので、全体のエネルギー消費が少なくなり(中略)CO2削減につながる」

また、「欧州でもマクロン大統領が率先してタートルネックを着ている」と述べ、「(タートルネックは)現実に温かい」と付け加えた。

マクロン氏がエネルギー危機を受けてタートルネックを着ているのか、単なるファッションなのかは分からないが、その愛用ぶりはしばしば話題になっている。ファッション誌ヴァニティー・フェアは2019年、「エマニュエル・マクロン大統領のタートルネックは何を意味しているのか?」という記事を掲載している。

しかし小池知事は、タートルネックは「それぞれ工夫しながら、この冬の厳しいエネルギー情勢を、みんなで乗り切るためのひとつのツールだ」と説明。

「おしゃれを楽しんでいく余裕を持ちながらも、この冬は厳しいという共感を都民と共有していきたい」と述べた。

加えて、「堅い職場では着にくいのではないか」という記者の質問を受けて、「TPOに合わせればいいので、日本は非常に(中略)人と違うことをやると目立つのではないか、変に見られるのではないかというそういうことで、社会全体に統一感はあるものの、一方で伸びやかさがないとつくづく感じる」とも話した。

日本政府は11月初め、12月1日~翌3月31日までの間、不要な証明を消すこと、屋内で重ね着し、暖房の温度を低めに設定するなどの節電要請を発令した。

欧州も、エネルギー価格の高騰の中で厳しい冬に直面している。フランスは全国的な節電計画を発表。ドイツも宗教的でない理由でのライトアップを禁じるなど数々のルールを設定している。

(英語記事 Wear turtlenecks to cut bills - Tokyo governor

提供元:https://www.bbc.com/japanese/63686149

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