2023年2月8日(水)

BBC News

2023年1月10日

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米ホワイトハウスは9日、ジョー・バイデン大統領が以前シンクタンクに置いていた事務所から、機密扱いの可能性がある文書が見つかり、米司法省が調査していると発表した。

バイデン氏の弁護士によると、同氏の法務チームは昨年11月、首都ワシントンのシンクタンク「ペン・バイデン・センター」にあった事務所の鍵のかかった戸棚から、同氏がバラク・オバマ政権で副大統領を務めていた時期の文書を10点ほど発見。書類は米国立公文書館に移管された。

バイデン氏は、ホワイトハウスから2キロほどの場所にあるこの事務所を、2017~2020年に使用していた。

BBCがアメリカで提携しているCBSニュースによると、ペン・バイデン・センターで見つかった機密書類をめぐる捜査には米連邦捜査局(FBI)が関わっている。また、メリック・ガーランド司法長官が書類を調べるよう依頼された。

CBSニュースは関係筋の話として、書類群には核の情報は含まれていないと伝えている。また、機密書類はほかの通常の書類と共に、フォルダーに入っていたという。

バイデン氏の特別顧問を務めるリチャード・サウバー氏はCBSに宛てた文書の中で、これらの書類は昨年11月の中間選挙直前に、事務所を空にするために訪れていたバイデン氏の弁護士らが見つけたと説明した。

「書類が発見されて以降、大統領の個人弁護士は国立公文書館や司法省と協力し、オバマ・バイデン政権の記録が適切に公文書館のものとなるよう尽力した」

トランプ氏の反応は? 自身も捜査される中

ドナルド・トランプ前大統領は、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」でこの件に触れ、「FBIはいつになったらジョー・バイデンのたくさんの家、もしかしたらホワイトハウスまでもを家宅捜索するのか?」と発言した。

トランプ氏は昨年、フロリダ州の邸宅に任期中の機密文書を持ち込んでいたことが発覚し、FBIなどの捜査を受けている。私邸兼リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」には約300点の機密文書があるとされているが、トランプ氏は返還を拒否している疑いが持たれている。

バイデン氏の書類が見つかったのは、司法省がトランプ氏に対する刑事捜査について特別検察官を任命する少し前だったという。

先に下院の監視・政府改革委員長となった共和党のジェイムズ・コマー議員は、バイデン氏の文書に対する司法省の取り扱い方が、同省の中立性に疑問を投げかけていると語った。

コマー氏は記者団に対し、「司法省には共和党と民主党の扱いについて、そして確実に前大統領と現大統領の扱いについて、2層構造の司法制度が存在するという、さらなる懸念につながる」と述べた。

ペン・バイデン・センターと国立公文書館は共に声明を出していない。

バイデン大統領は昨年9月、トランプ氏の邸宅で見つかった書類の写真を見た時の感想を記者から求められた際、「どうしてこんなに無責任になれるのか?」と答えていた。

(英語記事 Potentially classified files found at Biden private office

提供元:https://www.bbc.com/japanese/64219420


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