2023年2月8日(水)

BBC News

2023年1月16日

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英ロンドン警視庁(スコットランドヤード)は15日、昨年12月にヒースロー空港で少量のウランが発見され、60代の男性をテロ容疑で拘束したと明らかにした。

ロンドン警視庁によると、ヒースロー空港の国境警察は昨年12月29日、定期的に行っているスクリーニングで、金属スクラップの貨物から放射性物質を発見した。

逮捕された男性には、放射性物質や機器の製造および所持を取り締まる2006年テロ法第9条違反の容疑がかけられている。テロ対策部隊が14日にイングランド北西部チェシャーの建物を捜索し、男性を逮捕した。

男性はその後、4月まで保釈された。

ロンドン警視庁テロ対策本部のリチャード・スミス警視長は、「現在把握していることからは、この事件が直接的な公衆への脅威につながっているとはまだ思われない」と説明した。

その上で、「間違いなくそうした性質の事件だと確定させるため」に捜査を続けていると述べた。

また、チェシャーの家宅捜索では、危険物は発見されなかったとした。

ウランは自然に存在する物質だが、遠心分離機を使って精製・濃縮することで核関連に利用できる。

低濃縮ウランは原子力発電所の核燃料になる。純度20%以上の高濃縮ウランは研究向けの原子炉などで使われる。兵器に利用されるのは純度90%以上のものだという。

(英語記事 Arrest over uranium traces found at Heathrow

提供元:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64286191


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