2023年2月8日(水)

BBC News

2023年1月16日

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ウィル・グラント、メキシコ・中米特派員

メキシコで15日、世界で最も厳しいレベルの「反たばこ法」が施行され、公共の場での喫煙が全面禁止となった。

メキシコは2021年にこの措置を承認。タバコの広告も禁止となった。

中南米のいくつかの国も、たばこの煙のない公共空間を作るため、法律を制定している。

しかしメキシコの法律は、米大陸で最も強力かつ広範なもので、世界的にも最も厳しい反喫煙法の1つとなった。

メキシコの現在の法律は2008年に制定され、バー、レストラン、職場での禁煙スペース確保を定めている。それが今回、すべての公共の場所を禁煙とするよう変更された。公園、ビーチ、ホテル、オフィス、レストランなどが対象。

また、たばこ製品の広告や宣伝、スポンサーになることも全面的に禁止された。商店の中でも、たばこを陳列できない。

VAPEなどの電子たばこも、特に屋内において、より厳しく規制される。

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汎米保健機構(PAHO)は、この措置を歓迎。メキシコ政府の取り組みをたたえた。

PAHOによると、「たばこの使用」は世界で最も予防可能な死因となっている。米大陸では毎年100万人近くが、直接の喫煙や副流煙にさらされることで死亡しているという。

一方でメキシコの喫煙者の一部は、新たな法律の強権性を不安に思っている。多くの人は、自宅などの個人的な住居でしか喫煙できなくなる。

また、この法律の実効性を疑問視する向きもある。メキシコの警察では腐敗が広く横行しているため、公の場での喫煙行為に本来の罰金を科さず、賄賂を受け取る手段にする警官も出るのではないかと、多くの人が懸念している。

(英語記事 Mexico tightens ban on smoking in public places

提供元:https://www.bbc.com/japanese/64286803


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