2023年1月30日(月)

BBC News

2023年1月17日

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アメリカのジョー・バイデン大統領の自宅で副大統領時代の機密文書が見つかった問題で、ホワイトハウスは16日、大統領の自宅の訪問者記録は存在しないと発表した。

野党・共和党はデラウェア州にあるバイデン大統領の自宅で機密文書が見つかったことを受け、訪問者記録の開示を求めていた。ホワイトハウスは、そうした情報を公開するかどうかについて明言を避けていた。

大統領顧問室は16日、大統領の自宅については誰が訪問したのかを把握する慣例はないと説明した。

大統領顧問室スポークスマンのイアン・サムス氏は、「数十年の近代史におけるすべての大統領と同様に、(バイデン氏の)私的住居は個人的なものだ」と述べた。

大統領私邸の訪問者は記録せず

警護を担当するシークレットサービスはこれまで、大統領の私邸について訪問者記録を管理していないと説明してきた。米連邦捜査局(FBI)が数百もの機密文書を見つけたドナルド・トランプ前大統領の私邸兼リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」をめぐっても、訪問者記録は保存されていないと裁判所への提出書類で説明している。

一方で、シークレットサービスはデラウェア州ウィルミントンのバイデン氏の自宅や、同州リホボスビーチの同氏の別荘に常駐し、入室前に訪問者のスクリーニング検査を行っている。

ホワイトハウスについてはウェブサイト上で訪問記録を公開している。これはバラク・オバマ政権時代に導入された。トランプ政権時代に一時停止されたが、バイデン氏が大統領に就任した際に復活した。

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共和党が多数派の下院監視委員会のジェイムズ・コマー委員長(共和党)は先週末にホワイトハウスのロン・クレイン大統領首席補佐官に宛てた書簡で、「バイデン大統領による誤った機密資料の取り扱いが、彼が我々の国家安全保障を脅かしているかどうかという問題を提起している」と述べた。

「彼の住居を訪問した人物のリストがなければ、誰がこれらの非常に機密性の高い文書にアクセスしたのか、米国民は決して知ることができない」

最高機密の文書も発見か

バイデン氏をめぐってはこれまでに、自宅や、ワシントンのシンクタンク「ペン・バイデン・センター」にあったかつての私的オフィスで、少なくとも合わせて約20の政府文書が見つかっている。

これらの文書はオバマ政権下で副大統領を務めていた時期のもの。最高レベルの「top secret(極秘)」に指定されているものもあったと、米CBSニュースは報じている。

14日には、バイデン氏の自宅から機密文書が新たに6ページ見つかったとホワイトハウスが発表した。

大統領記録法では、機密文書を含むホワイトハウスのすべての記録を、大統領は任期満了時に国立公文書館に引き渡すことが義務づけられている。

ホワイトハウスは「不注意によりこれらの文書の置き場所を誤った」とし、調べに全面的に協力していると説明している。

現在、司法省の特別検察官がバイデン氏による文書の取り扱いについて捜査を進めている。下院監視委員会は独自に調査を開始するとしている。

(英語記事 No visitor logs for Biden's home, says White House

提供元:https://www.bbc.com/japanese/64280099


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