2023年1月30日(月)

BBC News

2023年1月21日

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イギリスのリシ・スーナク首相が政府の政策を説明する動画の中で、乗用車の後部座席に乗りながらシートベルトをしていなかったことについて、首相官邸は20日、警察に罰金100ポンド(約1万6000円)を払うと明らかにした。

イングランド北西部のランカシャー警察は、ロンドン在住の42歳男性に対し、条件付きで罰金を科したと明らかにした。

スーナク首相はイングランド北部を訪問中、ランカシャー州を車で移動中に、政府の地域活性策の最新内容を説明する動画を撮影した。スーナク氏のインスタグラム・アカウントに掲載された動画では、首相がシートベルトをせずに後部座席に座り、政策について説明している。

首相官邸は、「これは間違いだったと首相は全面的に認め、謝罪した」とコメントし、警察に罰金を払うと明らかにした。

イギリスでは、シートベルトが備え付けられている車両で14歳以上の者がシートベルトを着用しなかった場合、100ポンドの罰金を科せられることがある(14歳未満については運転手が責任を負う)。医師の診断書を伴う医療上の理由がある場合や、警察・消防車両など救急用車両は、着用義務の例外となる。

もしも違反行為が裁判にかけられた場合、罰金は500ポンドに上ることもある。

スーナク氏が閣僚在任中に警察に罰金を払うのは、これで2回目。昨年4月には、新型コロナウイルス対策のロックダウン中に首相官邸などの政府機関で数々のパーティーが開催されていた問題に絡み、当時は財務相だったスーナク氏は、ボリス・ジョンソン首相(当時)と共に、罰金処分を受けた。ロックダウンの規制で当時、屋内の集まりが禁止されていたにもかかわらず、2020年6月にジョンソン首相の誕生日を祝うために首相官邸で開かれた集まりに出席していた。

最大野党・労働党のアンジェラ・レイナー副首相は、「リシ・スーナクは完全に負の存在だ」とツイートした

労働党の広報担当は、首相が自らの広報動画のために「笑いもの」になったと批判した。

野党・自由民主党は、警察に罰金を科せられる2人目の現職首相になったことで、スーナク氏は「ボリス・ジョンソンと同じようにルールを無視」したと批判。デイジー・クーパー副首相は、「パーティーゲートからシートベルト・ゲートに至るまで、(与党)保守党の政治家たちはひたすらイギリス国民をばかにしきっている。国民に適用されるルールは自分たちには及ばないかのようにふるまっている」と述べた。

(英語記事 Rishi Sunak fined for not wearing seatbelt in back of car

提供元:https://www.bbc.com/japanese/64357038


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