イギリスのキア・スターマー首相が16日、ウクライナの首都キーウを訪れ、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。両首脳は、両国の「画期的な100年のパートナーシップ」を象徴する協定に署名した。
この協定は、すでにウクライナに約束している経済的・軍事的支援を正式なものにし、さらなる支援を提供する内容となっている。
スターマー首相とゼレンスキー大統領は、この戦争で戦死した犠牲者の記念館を訪れ、イギリスとウクライナの国旗をあしらった花輪を献花した。
その後、両首脳がマリインスキー宮殿で会談している最中に、複数の爆発音と空襲警報が鳴り響いた。
ロシアからの「あいさつ」にはウクライナからも「あいさつを返す」と、ゼレンスキー大統領は述べた。
スターマー首相は、この空襲は「日々の攻撃とウクライナ国民の決意を思い起させるもの」だと述べた。
スターマー氏のウクライナ訪問は、昨年夏に首相に就任して以来初めて。ロシア軍がウクライナ東部で前進し、アメリカでドナルド・トランプ氏が大統領に復帰するのを目前に、ウクライナへの支援を示す狙いがある。
スターマー氏はまた、火傷治療専門の病院も訪問し、英国赤十字の支援を受けているリハビリ病棟で負傷したウクライナ人たちと面会した。
サラ・レインズフォード東欧特派員が報告する。