ナチス・ドイツのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所が旧ソ連軍によって解放されてから80年を迎えた27日、収容所跡地で追悼式典が開かれた。
第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人などの大虐殺(ホロコースト)を生き延びたトヴァ・フリードマンさん(86)、レオン・ワイントラウブさん(99)らは、世界の指導者たちを前に、収容所での忌まわしい記憶を語った。
また、生還者らは、ナチス親衛隊(通称SS)によって何千人もの収容者が処刑された、アウシュヴィッツ強制収容所の第11ブロックの「死の壁」の前でろうそくをともし、犠牲者を追悼した。
アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所は、ユダヤ人を中心に約110万人が殺害され、人類史上最悪の大虐殺の地となった。
(ビデオ・ジャーナリスト:ガブリエラ・ボカチオ、ジャック・バージェス)