2025年2月11日(火)

BBC News

2025年2月5日

ショーン・コクラン王室担当編集委員

イギリス王室のキャサリン皇太子妃は4日、世界対がんデーを記念した写真を公開した。写真は、6歳の次男、ルイ王子が撮影したものだという。

キャサリン妃は昨年3月、がんの診断を受けて治療の初期段階にあると発表した。9月には化学療法が終わったと動画で報告し、徐々に公務に復帰。今年1月に寛解を発表した。

写真には、キャサリン妃がしっかりと防寒し、霜の降りた森の中で両腕を広げている様子が写っている。最近ウィンザーで撮影されたものだという。

皇太子妃はこの写真と共に、「病気を超えて存在するすべてを育むことを忘れないでください」と投稿した。

皇太子夫妻の公務を管理するケンジントン宮殿は、皇太子妃にとって自然の中で過ごすことがいかに重要であるかを、この写真は示していると述べた。

ルイ王子が撮影した写真が王室のソーシャルメディアで共有されるのは、これが初めて。同王子は、熱心な写真家である母キャサリン妃の足跡をたどっているようだ。

キャサリン妃は先週末、人々が身体とこころの健康を優先できるよう、社会の「再調整」が必要だと呼びかけた。

がん治療を終えたキャサリン妃は徐々に公務に復帰しており、最近では、共感と優しさを促進する幼児教育プロジェクトの新段階を開始した。

キャサリン妃は慈善団体の報告書に、「時には、世界が不信と誤解に満ちているように感じられ、多くの人々が困難な時期に孤立し、弱さを感じることがある」と書いている。

1月には、自身も患者として通院していたロンドン西部のロイヤル・マースデン病院を訪問。がん治療を受けている人々への支援のメッセージを伝えた。

(英語記事 Kate photographed by Prince Louis to mark World Cancer Day

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/cd64z8e34v7o


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