ドナルド・トランプ米大統領は4日、訪米中のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。会談後の記者会見でトランプ大統領は、パレスチナ・ガザ地区をアメリカが「引き取る」、アメリカが「所有する」と発言。ガザを更地にして再開発するのだとして、再建の間はパレスチナ人をガザの域外に移住させると述べた。
ネタニヤフ氏は、これを「注目に値するアイデア」だと評価。トランプ氏の「型破りな発想」を称賛し、アメリカ大統領を「ホワイトハウスでイスラエルがこれまでに持った最大の友人」と呼んだ。
トランプ氏の発言を受けて、サウジアラビア外務省はパレスチナ国家樹立なくしてサウジとイスラエルの関係正常化はありえないと反論した。
トランプ氏はかねて、ヨルダンやエジプトがガザの人たちを受け入れるだろうと発言しているものの、両国とも、そしてガザを実効支配するイスラム組織ハマスと、パレスチナ自治政府も、この案を拒否している。
会見に出席したBBCのサラ・スミス北米編集長が、ホワイトハウスから報告する。