ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は27日、北極圏にあるムルマンスクで開かれた、北極圏開発に関する国際フォーラムで演説し、「北極圏で地政学的な競争が激しくなっている」としたうえで、ドナルド・トランプ米大統領が北極圏にあるグリーンランドの取得を目指していることについて、アメリカは「本気だ」と発言した。他方、アメリカのグリーンランド取得は「特定の2国間の問題で、我々とはまったく関係がない」と距離を置いた。
トランプ政権の高官がウクライナでの戦争について、ロシア政府の主張をそのまま繰り返すなど、アメリカの対ロ姿勢の急転換が指摘されるなか、BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長がムルマンスクでロシア政府高官に話を聞いた。