インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で22日、人気観光地を訪れた観光客グループが武装集団に銃撃され、26人が殺害された。
インド政府は、今回の銃撃に激しく反発。現場となった地域についてはかねて、パキスタン政府が武装集団を支援していると主張しており、今回の銃撃についても、パキスタン政府に間接的な責任があるとしている。パキスタン側はこれを強く否定している。
23日にはインドが、パキスタンとの国境の検問所を閉鎖するなどの措置を発表。翌24日にはパキスタンも、報復措置として貿易停止などを明らかにした。
また、両国が水共有のため60年以上交わしてきたインダス川水利条約も停止されており、両国間の対立が激化するとの懸念が高まっている。
ヨギタ・リマエ南アジア特派員が現地から報告する。