ミャンマーでは3月28日、中部でマグニチュード(M)7.7の地震が発生し、少なくとも3700人が死亡した。
4月に入り、ミャンマー軍事政権は、復興のために対立する勢力と一時的に停戦すると発表したが、繰り返し違反している。
BBCのクエンティン・サマヴィル特派員は4月中旬から10日間、東部カレン州の反政府勢力支配地域に入った。
そこでは、ミャンマー軍が停戦に違反してロケット弾や迫撃砲による攻撃を実施し、市民や反政権側の戦闘員らが死傷している状況を、毎日目撃したという。
サマヴィル特派員はさらに、軍事政権の攻撃を避けるためにジャングルの奥地に隠れて設置されている秘密の病院を訪問。
この病院では地震の被災者だけでなく、攻撃を受けた反体制派の戦闘員の治療も行っていた。