2025年5月23日(金)

BBC News

2025年4月30日

イギリス王室のサセックス公爵夫人メガン妃

イギリス王室のサセックス公爵夫人メガン妃が、個人的な贈り物に沿えたカードで、「HRH, Her Royal Highness(殿下)」の敬称を使っていたことが明らかになった。ハリー王子とメガン妃は2020年1月に公務から退いた際、「His/Her Royal Highness」の敬称を使わないことに合意した。ただし、2人は依然としてこの称号を保持している。

先に発表されたポッドキャストに付随した動画に、アメリカの化粧品起業家ジェイミー・カーン・リマ氏への贈り物のバスケットが映っており、その中に「サセックス公爵夫人殿下より」と書かれたカードが入っていた。

米カリフォルニア州に住む公爵夫妻に近い情報筋は、このカードが、公務から退任した時の合意事項に違反しているとは考えていないと述べた。

情報筋によると、夫妻は商業的または公的な場面では「HRH」の敬称を使用しておらず、これはあくまで個人的な使用であり、1年以上前に渡した贈り物に対するものだという。

この区別によれば、「HRH」の敬称はメガン妃の「As Ever」シリーズのジャムや食品、あるいはネットフリックスの料理番組の宣伝には使用されていないことになる。

このカードは、ジェイミー・カーン・リマ氏がホストを務めるポッドキャストの動画で紹介された。カーン・リマ氏は、「非常にストレスを感じていた」時に、メガン妃がアイスクリームと「自家製のストロベリーソース」を届けてくれて元気づけてくれたと述べた。

カーン・リマ氏は、この贈り物が大きな共感を示し、「私の生活に価値を加えるもの」を与えてくれたと語った。

ハリー王子とメガン妃は、2020年に王室の公務を退き、イギリスを離れてカナダ、そしてアメリカへと移住した。その際に、HRHの称号の使用を停止した。

当時バッキンガム宮殿は声明で、「サセックス公爵夫妻はもはや王室の公務を行うメンバーではないため、HRHの敬称を使用しない」と述べた。

夫妻はまた、「次の人生の章」に踏み出すにあたり、王族としての公的資金の受け取りも停止した。

しかし、この合意は称号を取り消すものではなく、その使用方法を制限するものだ。このカードは、2人がこの称号を依然として私的に使用していることを示唆している。

同じく公務を退いているアンドリュー王子も、公の場ではHRHの敬称を使用していないが、依然としてその称号を保持している。

カーン・リマ氏のポッドキャストでメガン妃は、ハリー王子との関係についても語っている。

「最初はみんな、胸がドキドキする」と、メガン妃は話した。

「それからすぐに、一緒に困難に立ち向かうことになった。そう、交際を始めて6カ月で」

「だから今、7年たって少し余裕ができたとき、新しい方法でお互いを楽しむことができる。だから今が私たちにとってのハネムーン期間のように感じる」

(英語記事 Meghan uses 'HRH' title but denies breaking rules

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/cwynq03nxz9o


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