アメリカのドナルド・トランプ大統領は5日、ホワイトハウスで、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談した。2人が対面するのは、メルツ氏が先月6日に独首相に選出されてから初めて。
両首脳による初の二国間会談では、戦争や貿易など、数多くの議題が上がった。
会談翌日の6日は、第2次世界大戦下でナチス・ドイツに占領されたフランスなどを奪還するため、連合軍が実施したノルマンディー上陸作戦の開始日「D-Day」にあたる。
メルツ氏がこのことに言及すると、トランプ氏はそれはドイツ人にとって「楽しくない日」だろうと述べた。
ナチスと現在のドイツを同列視するかのようなトランプ氏の発言に、メルツ氏は即座に、ドイツが「ナチスの独裁から解放された日」だと指摘した。