オランダ・ハーグで24日から開催されている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では、ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、欧州の防衛強化が重要な課題となっている。
現在のNATOはアメリカの軍事力に大きく依存している。そのため今回のサミットでは、ドナルド・トランプ米大統領の支持をいかに確保するかが焦点となった。
スペインを除く加盟各国は、トランプ氏の要求に答え、防衛費を国内総生産(GDP)の5%まで引き上げる予定だ。
また、NATO懐疑派として知られるトランプ氏を引き留めるため、マルク・ルッテ事務総長がおもねるようなメッセージを送っていたことも明らかになっている。
キャティア・アドラー欧州編集長がサミット初日の様子を報告する。