アメリカのドナルド・トランプ大統領は25日、オランダ・ハーグでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を終えて帰国した。
現在のNATOはアメリカの軍事力に大きく依存している。そのため今回のサミットでは、NATO懐疑派として知られるトランプ氏の支持をいかに確保するかが焦点となった。
2日目となる25日も、多くの懐柔の言葉が飛び交い、NATOのマルク・ルッテ事務総長がトランプ氏を「ダディー(お父さん)」と呼ぶ場面もあった。
サミット後の記者会見でトランプ氏は、「これはアメリカ搾取ではない」、「アメリカは彼らの国を守るためにここにいると思った」と述べ、NATOへの貢献を約束した。
一方で、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する、アメリカの新たな支援パッケージは発表されなかった。
キャティア・アドラー欧州編集長が報告する。