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現代中国を形成した二大政党――国民党と共産党はなぜ歴史の主役になったのか
北村 稔 著

目次
立ち読み

中国の近現代史では、二つの政治勢力の協力関係が清朝崩壊で分裂状態に陥った中国を統一に向かわせ、今日の中国の政治状況を出現させる原動力となった。国民党と共産党の国共合作(合作は「協力」の意)である。弱小勢力であった国民党と共産党は、国共合作によって勢力を爆発的に拡大させ、広州に国民政府を樹立した。
蒋介石を総司令官とする国民革命軍は南京、ついで北京を占領し、国民政府は、南京に首都をおく中国の代表政権として国際的に承認されることとなった。
しかし国民党と共産党は、新国家建設の方針をめぐる対立を激化させ、両党は内戦状態に陥る。日本との戦争中にいったん表面的な協力関係を成立させるが、実際には支配地域の争奪をめぐる武力衝突を繰り返す。そして日本敗戦後の大規模な内戦に共産党が勝利し、北京を首都とする中華人民共和国が成立し、中華民国国民政府は台湾に移り、現在の政治状況が形成された。
ロシア語資料や台湾の内部資料などを駆使して執筆された『第一次国共合作の研究――現代中国を形成した二大勢力の出現』(岩波書店・1998年)を元に、新たな知見を加えてリライトした待望の一冊。

<書籍データ>
◇B6判並製、288頁 
◇定価:本体1,600円+税
◇2011年8月22日発売

<著者プロフィール>

北村 稔(きたむら・みのる)
1948年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程中途退学。三重大学助教授をへて立命館大学教授。法学博士。著書 『第一次国共合作の研究』(岩波書店)、『「南京事件」の探求』(文春新書)、『中国は社会主義で幸せになったのか』(PHP新書)。共著『日中戦争』(PHP研究所)など。『「南京事件」の探求』は海外でも訳出された。訳書に『毛沢東の思想』(スチュアート・シュラム著、蒼蒼社)などがある。

 

 

 

 

現代中国を形成した二大政党――国民党と共産党はなぜ歴史の主役になったのか

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