宇宙はこうして誕生した

佐藤 勝彦
宇宙はこうして誕生した
宇宙はこうして誕生した
佐藤 勝彦

多様で美しい現在の宇宙が創られるまでの137億年の歴史をたどる

定価:1,540円(税込み)
B6判並製・200ページ(ウェッジ選書16)
発売日:2004年 9月17日
ISBN:978-4900594753
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<大好評11刷>(2012年2月)

私たちの住む宇宙は"無"から生まれました。無から生まれたミクロの宇宙は、「インフレーション」さらに「ビッグバン」と呼ばれる急激な膨張によって、私たちが住むことのできるマクロ宇宙に広がりました。そして、インフレーション中に仕込まれた物質の凸凹が成長し、銀河や星が生まれ、137億年をついやして、私たち人類の存在をも含む、多様で美しい現在の宇宙が創られたのです。

この壮大な宇宙創生の歴史を、2時間で読めるコンパクトな本にまとめました。「インフレーション」理論を世界に先がけて提唱した宇宙研究の第一人者・佐藤勝彦教授の語り下ろしです。

また、惑星科学の第一人者・松井孝典氏との宇宙をめぐる対話、国立天文台長・海部宣男氏、宇宙航空研究開発機構(JAXA)執行役・的川泰宣氏、東工大惑星科学科助教授・井田茂氏など最先端の宇宙研究者の寄稿による小著ながら盛り沢山の内容です。

面倒な数式は一切なし、多くの図版を掲載して、中学・高校生から大人まで、誰にでも分かりやすく、すらすら読めるのが大きな特徴です。

著者プロフィール
佐藤 勝彦 (さとう かつひこ)

東京大学大学院理学系研究科教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長。1968年京都大学理学部卒。73年京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。北欧理論原子物理学研究所客員教授などを経て、現職。専門は、宇宙論・宇宙物理学。インフレーション理論の提唱者の一人。また、国際天文学連合の宇宙論委員会の委員長を務めるなど、宇宙論研究を世界的にリードする。90年、仁科記念賞受賞。理学博士。著書に、『相対性理論』(岩波書店)、『宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった』(PHP文庫)、『宇宙「96%の謎」』(実業之日本社)、訳書にスティーヴン・ホーキング『ホーキング、未来を語る』(アーティストハウス)など多数。

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