書籍詳細

宇宙に知的生命体は存在するのか
佐藤勝彦 編著

目次
立ち読み


広大な夜空に輝く星のどこかに、宇宙人が棲息しているのではないかという憶測は、前世紀から多くの人々の興味をひいてきました。

古くはH・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』から、スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇』、キューブリック監督による『二〇〇一年宇宙の旅』など、「地球外知的生命」をテーマとした文学・映画作品が長らく人気を博してきたことからも、人々をひきつけるその魅力の大きさは窺うことができるでしょう。
本書は、こうした地球外生命体探査のフロンティアとして活躍する研究者が、その魅力をわかりやすく解説するものです。

第一章では、われわれの地球が位置する太陽系内の探査について紹介します。旧ソ連のスプートニク1号が、人類初の探査機として宇宙に飛び出してから半世紀、現代は、人間の開発した探査機が太陽系を飛び回ることができるまでの時代となりました。太陽系はいま、どこまで明らかになっているのでしょうか。

第二章では、太陽系の外側に広がる銀河系に焦点を当て、太陽系外探査の歴史と展望について解説します。一九九五年を境に多くの「系外惑星」が見つかっていますが、これらはわれわれの知る「惑星」とは形状も性質も大きく異なる、異形の惑星たちでした。「第二の地球」は本当にあるのか、いま研究者たちはこの問いに挑み始めています。

第三章は、SETI(宇宙を飛ぶ電波を受信し、その発信元として知的生命が存在していないかを探る電波天文学の探査方法)の歴史と展望から、知的生命発見の可能性を探ります。

第四章では、インフレーション宇宙理論の提唱者のひとりであり、世界的なスケールで宇宙論を牽引する佐藤勝彦氏が、宇宙における人間とはどのような生き物としてあるべきかを問いかけます。

本書を読めば、宇宙はもっと身近なものになるはずです。そして、宇宙のなかの一生命体として、高度な文明を持った人間はどのように生きるべきかを考える一助となるでしょう。

<書籍データ>
◇B6判並製・220頁
◇定価:本体1,400円+税
◇2008年1月20日発売

<著者プロフィール>
佐藤勝彦
(さとう・かつひこ)
東京大学大学院理学系研究科教授、宇宙国際研究センター長。専門は、宇宙論・宇宙物理学。インフレーション理論の提唱者の一人。また、国際天文学連合の宇宙論委員会の委員長を務めるなど、宇宙論研究を世界的にリードする。90年、仁科賞受賞。

田村元秀(たむら・もとひで)
国立天文台太陽系外惑星探査プロジェクト室長、国立天文台及び総合研究大学院大学物理科学研究科准教授。京都大学大学院理学研究科修了。米国国立光学天文台研究員、国立天文台助手等を経て現職。専門は赤外線天文学。多くの観測装置開発にも従事し、現在はすばる望遠鏡の系外惑星円盤撮像用カメラ HiCIAO(ハイチャオ)の開発等にも携わる。

佐々木晶(ささき・しょう)
国立天文台RISE推進室長。1987年東京大学大学院理学系研究科修了。アリゾナ大学月惑星研究所研究員、広島大学理学部助手、東京大学大学院理学系研究科助教授を経て現職。「のぞみ」「はやぶさ」「かぐや」などの月惑星探査計画に携わる。

平林久(ひらばやし・ひさし)
宇宙航空開発研究機構宇宙教育センター参与。1972年東京大学大学院理学系研究科修了。東京大学東京天文台野辺山太陽電波観測所・宇宙電波観測所准教授、宇宙科学研究所教授等を経て現職。電波天文衛星「はるか」をつかったスペースVLBI観測計画に関わる。

 

宇宙に知的生命体は存在するのか

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