2013年夏、高知県四万十市江川崎では観測史上最高気温を更新し、京都府・福井県・滋賀県に「特別警報」が発令され、10月には複数の台風が日本列島を襲った。そして、11月に入ってからも、台風第30号がフィリピンを通過し、想像をはるかに超える甚大な被害を引き起こした。
私たちを取り巻く自然環境は、いまどのように変化しているのか? 度重なる異常気象はなぜ起こるのか?
2013年9月末に公表された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会第5次評価報告書の執筆者が、いま地球が抱える問題を解説し、将来の気候を読み解く。気候のしくみがよく分かる1冊!