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長村教授の正しい添加物講義
長村洋一 著

目次 立ち読み

 

「添加物は体に悪い」「無添加な食材は体に優しい」。
その“なんとなく”は、本当に正しいのでしょうか? 添加物には、食材が本来もっている毒性を中和したり、保存効果を高めるなど、大きなメリットがあります。現代の私たちの食生活と、ふだん口にしている添加物の本当の話を、長らく食と健康の研究現場に携わってきた著者が、わかりやすく解説します。

毎日新聞、日刊ゲンダイ、食品業界専門紙等で書評掲載!
「『無添加』の表示があれば、ほとんどの消費者は安全だと判断する。ところが、鈴鹿医療科学大学副学長の著者は『添加物=危険』というトラウマに潜むわなを科学的な論理で次々に解いていく。(中略)目からウロコ話満載の名講義だ。」(毎日新聞紙面より)
 

<書籍データ>
◇新書判並製 258ページ
◇定価:本体1,300円+税
◇2015年5月20日発売
◇ISBN: 978-4-86310-145-6

<著者プロフィール>
長村洋一(ながむら よういち)
鈴鹿医療科学大学副学長・教授。藤田保健衛生大学にて30 年以上にわたり臨床検査教育と研究に携わる傍ら、食品の有効性、安全性に関する幅広い調査研究活動を行ってきた。平成13 年に健康食品を含む食に関する正しい情報を発信するため「(一社)日本食品安全協会」を設立し、医療職者を中心とした5,000 名以上の会員組織の理事長として活躍している。

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<立ち読み>

 

「まえがき」より
今の日本の社会で「無添加」表示は、安全を標榜するための一つの重要な単語になっている。同じ食品で「お客様の安全を考えて保存料は添加してありません」または「お客様の安全を考えて保存料、酸化防止剤を添加してあります」と表記された2種類の商品のどちらかを選択しなさい、と言われたら、多くの方は前者を選択する。
なぜ、このような社会になってしまっているのだろうか。答えは、消費者が求めるからである。では消費者はなぜそのような要求をするのであろうか。それは昭和20年代後半から発生した水俣病、イタイイタイ病といった公害による食中毒や、昭和40年代に発がん性を理由に次々と姿を消した添加物のイメージが払拭されておらず、社会の中に「添加物=危険な化学物質」というトラウマがあることが大きな原因の一つである。
私にもあったこのトラウマは、今もまだ完全に消えているわけではない。それに、このような「無添加安全社会」ができあがってしまった現在、無添加であることが何か事件を引き起さない限り、このままでも良いような気がしないでもない。だが添加物をめぐる事情は、昭和の頃とは大きく異なってきている。そしてよく調べてみると、「無添加=安全」という思考が蔓延したおかげで、添加物が提供する大きな利益まで捨ててしまっていることに最近気づいた。今ではそれほど、添加物は私たちの食生活に貢献しているのである。
国民医療費が40兆円を超え、高齢者社会化現象が進展し続けている日本において「無添加こそ最も安全」として添加物の排除を続けることは、健康、経済、環境において大きな損失を招く状況を生み出している。
以上の理屈を唐突で意外とお感じになられる方も多いことだろう。添加物を「行け行けどんどん」と無闇に賞賛するつもりは全くないが、「添加物は体によくない」と考えている消費者の誤解を解く必要性を痛感している。
そんなことを考えていた矢先に出版の機会を得たので、本書では、日頃私が感じている一般消費者の添加物に対する誤解を解かせていただきたい。
平成27年 春 長村洋一


 




<目次>

まえがき 
第1章 無添加社会は無防備社会 
第2章 無添加社会が健康を損ねる 
第3章 食品は本質的に危険をはらんでいる 
第4章 安全・非安全の判断に必要な量の概念 
第5章 安全性を感覚で判断してはいけない 
第6章 確かな目が安全な食卓をつくる 
あとがき

 


 


 

 

 

 

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