書籍詳細

地球学―長寿命型の文明論
松井孝典 編著

目次


46億年前に誕生した地球は今、エポック・メーキングな激変期を迎えている。そこに求められるのは「新しいシステムのなかでの安定した人間圏とはなにか」という考察である。未来の地球を考えたとき、これまでのような急激な文明の発達はあり得ず、とすれば、これまで人類の作り上げてきた文明の寿命をいかに延ばすかが、我々に与えられた使命であると考える。そのためには、従来の自然科学、人文科学、社会科学を融合した新しい学問体系の構築が必要なのだ。新たなる知の体系を構築するために、さまざまな学問分野において、人類が直面する問題を改めて問い直し、グローバルな問題を設定する必要がある。それが「地球学」への提案なのである。

「地球学の世紀」と名付けたフォーラムは、この2年間で第1ステージを終えた。いわば新しい学問体系の素材が出揃ったわけである。これからはいよいよ第2ステージ。多種多様の素材素材をいかに構築していくかという議題に移っていく。毎月1回行われるフォーラムは、今後も「WEDGE」誌上にて連載していく。第2ステージとして纏まるのはいつなのか。また、第2ステージで「地球学」の完成をみることができるのか。それはおそらく、各科学者たちにも予想がつかないだろう。あるいは、21世紀、22世紀にまで持ち越されるかもしれない。それほど壮大なテーマであることを認識しながら、今後の議論を進めていきたい。(本書「あとがき」より)

<書籍データ>
◇四六判上製、356頁
◇定価:本体2,000円+税
◇1998年5月18日発行
◇ISBN: 4-900594-26-1

<著者プロフィール>
松井孝典
(まつい・たかふみ)
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。1986年「ネーチャー」に海の誕生を解明した“水惑星の理論”を発表。現在、恐竜など生物絶滅の原因とされる巨大隕石衝突による地球システムのじょう乱について研究している。

 

地球学―長寿命型の文明論

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